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13.最終話:GP観戦について思うこと
きょんちゃん>ドイツGPでは意外と旗が振りにくかったのよね。ガスホーンはあんなにパーパーと平気で鳴らしてるくせに。
ゆみこ>そうかな? 鈴鹿に比べたら全然振りやすいと思うけど。
きょんちゃん>花火、ガスホーンなんでもありの世界だと思ってたら、旗だけはうるさいの。
ゆみこ>私たちの後ろに座ってた某一人だけよ。うるさかったのは。
きょんちゃん>ああ、そういえば、確かにその人以外の周辺の人は何も言わなかったな
ゆみこ>あの某一人はガンだった。立っても文句言うし。周りも立っていてもね。一人だけ”でん”と座って、しかめっ面して見てる若者。。。何しに来たんだ?という感じの人だった。<文句言う某一人
ゆみこ>私の斜め後ろに座ってたおじさんは、旗振るの協力してくれてたよ?
きょんちゃん>指定席だからかな?鈴鹿も確かに気を使うけど、私は鈴鹿は自由席だから、後ろに移動できる分、鈴鹿の方が気が楽な感じがした
ゆみこ>鈴鹿は、マシンがコースにいる間は旗振るな!というムードが漂っているけど、ホッケンハイムではそんなことなかったよ。
きょんちゃん>サッカーとかと違ってなかなか旗を出すべきタイミングがとりにくいよね。写真とってる人はいつ振っても文句言うし、なかなかに共存できない。
ゆみこ>ホッケンでは、フリー走行とかの最中に写真撮ってる人ってほとんどいなかったような・・・。
きょんちゃん>「私の自由を認めてくれ。そのかわりあなたの自由も認める。」っていう感じにはならないのよね。>鈴鹿
ゆみこ>鈴鹿ではおとなしく見るのが当たり前、って感じだよね。それがこわい。
ゆみこ>鈴鹿行くと、「F1は楽しむもの」というのを忘れさせられる・・・。
きょんちゃん>私は去年、楽しんだよ、ある意味では・・・>鈴鹿
ゆみこ>その後、吐いて寝てたわね〜。>去年、楽しんだよ、ある意味では・・・>鈴鹿
ゆみこ>マシンの動きや音がどうの、とか言っておとなしく見たいなら自由席ではなくグランドスタンドとか、いい席で見るべきだわ。
ゆみこ>野球もそうじゃない? 自由席(外野)は応援席で、ネット裏とかはおとなしく見る、という感じで。
きょんちゃん>確かにね。それだけお金を払ったのだから、よい状態で見たい、という意識が働くのかも
ゆみこ>F1がマニアックか、生活の中にあるかの違いなんだろうなー・・・。>鈴鹿とヨーロッパ
ゆみこ>自由席でディープな楽しみ方を他の人に強制するのはやめていただきたいわ〜。
きょんちゃん>まあ、ディープな楽しみ方は他の人に私はまかせるわ。
きょんちゃん>ディープに楽しむ人からみれば、去年の私なぞ虫以下だったのだろうなあ
ゆみこ>きょんちゃん、去年決勝の時ほとんど寝てたもんね・・・。
きょんちゃん>「鈴鹿に来ておきながら、一升瓶で酒飲んであげくの果てにレースも観ずに寝とる!!」
ゆみこ>私も一昨年は30分くらい寝てたよ。>決勝の時
きょんちゃん>ある意味ディープな楽しみ方だわよ>レース観ずに寝る
きょんちゃん>地面の震動と音だけ。体でレースを感じているのだね。
ゆみこ>確かにディープな楽しみ方だ!
きょんちゃん>まあ、そのレースをとりまく雰囲気は国によっても違うってことだねえ。
ゆみこ>鈴鹿だけはかなり違う、というのは確かだ。>雰囲気
きょんちゃん>まあでも実際に旗は海外のレースをテレビで見てても、振るのは控える方向になってるかな?とは思う。そうなると、旗を広げとくスペースみたいなのがもっとほしいなあ、って思う。
きょんちゃん>だって旗って、ドライバーに自分達がここで応援しているよ!ってことを示 すのに、もっとも手軽な方法だと思うの。遠くからくる人だと荷物になるものは持って来にくいし。振るから邪魔なんだ、っていうのなら、その代案は出してほしいよね。
きょんちゃん>全体的にはけっこう旗否定派が多いんだけど、私たちみたいな旗大好き派も、ディープに見る派も、写真派も、みんなが楽しめる、っていう方法はないものかな。そうなると、みんながほんの少しずつだけがまんしあう、っていう事も必要ではないのかしら。とは私は思う。
ゆみこ>鈴鹿の旗を振ってはいけないという雰囲気はちょっと異常だと思う。雰囲気というより、振ってはいけないというアンチ旗振派のマイルールが幅をきかせているところが。アンチ旗振りの人が振る必要はない。けど、旗を振りたいという人の希望までマイルールで片づけてしまうのはどうかと思うんだよね。せめて、旗振り禁止区域と旗振りOK区域を分けてくれると、お互い助かるんじゃないかな。けど、そんなことしないと、それぞれの個を大切にできないのが悲しい国民性だけれども。
ゆみこ>ちなみに、決勝の時のスタンドの写真を参考にしてみる。この時は、決勝ではハッキネンがダントツだったので、ほとんどがシューマッハーを応援にきているから、ドイツ国旗は影をひそめてるけど、ハッキネンの応援団は、レース中もしっかり旗を振っておりました。

ゆみこ>もう一つの写真は、ファイナルラップの時のスタンドの写真。ファイナルラップの時の旗の数を見ると、スタンドにいる多くの人が手元に旗を持っていたことが分かるんだよね。もし、このレースでシューマッハーがトップだったら、レース中ももっとたくさんの旗が振られていたと思う。

きょんちゃん>まあでも今年の鈴鹿は私達はスプーンで見てたんだけど、今年は周囲の理解がけっこうあってやりやすかったね
ゆみこ>今年は旗振りやすかったわ〜。
きょんちゃん>「がんばりますね〜」って笑顔で見てもらえたもんね
ゆみこ>そうそう。
きょんちゃん>だからなんだか周囲の人にもよるのかな?ってふと思った
ゆみこ>今年は予選でも振れたよ。振ってる人他にもいたし
ゆみこ>98年もスプーンで見たけど、あの時はうるさかったのにね。スプーンの奥の方だったのがよかったのかしら?
きょんちゃん>まあ入場者も少し少なめで、スペース的にもゆったりしている分、見てる人もゆったりしてたのかな?そういう場所では楽しみ方もゆったりして いる、って言えるのかもね
ゆみこ>人が多いところでは気持ちにも余裕がなくなるのかもね。
きょんちゃん>それはありうるよ。
きょんちゃん>なんだか鈴鹿の観戦、制限多くてつまんな〜い、って思ってたんだけど、今年で印象変わったな
きょんちゃん>これで人もいっぱいなんだけど、それでも余裕を持って見られるようにしたいよね
ゆみこ>私は混んでいても余裕で旗ふる準備はあるけど、振らしてもらえない(泣)
きょんちゃん>今年のドイツGPを見てたら人いっぱいだけど振ってたね。あれは見ててほほえましかった。
ゆみこ>でしょ〜。
きょんちゃん>日本で同じ状況だと同じように振れるかな、っていうのは残る
ゆみこ>指定席では無理だろうね。
きょんちゃん>でも自由席では全く振れないってわけじゃない、ってことがわかったからよかったよ
きょんちゃん>まあ、今のところギリギリのラインなのかなあ>指定では振れない
ゆみこ>指定席で見ることはないだろうし、自由席で自由に振れるようになれば私はOK
きょんちゃん>旗を振りたい時は自由席のゆったりした場所を選ぶべし。鈴鹿観戦の鉄則といえましょう
きょんちゃん>でも今年は周りにいい人多くてほんとによかった。なんかドイツGPとは話ずれちゃうけど。
ゆみこ>まぁ、鈴鹿もヨーロッパのように、というのは無理そうだ。ここは日本だ!って言い張る人多いから。
きょんちゃん>でもなんだか状況がよくなってきている手ごたえを感じたね。すこしずつ観戦上手になってきてるのかも。
ゆみこ>観戦上手とはどんな感じだろう。人によって違いそうだけど。
きょんちゃん>う〜ん。私見ではあるけれど、自分も楽しんではいるけど、他人の楽しみも邪魔はしていない、っていう感じかなあ。
きょんちゃん>そのためには自分の楽しみをおしつけるようなことはしなくて、かといって自分の楽しみで人の邪魔になるような部分はできるだけさけることができている、っていうのが理想かなあ。
ゆみこ>そうすると、旗が邪魔!という人がいると、旗振りたい人は旗振れないよね。
きょんちゃん>そうなると旗振るのは迷惑かもしれないけど、でも決まった時しか振らないようにするとか、最初に旗振ります、って断わりをいれておくとか、まあ工夫はできると思うし、いちおうはしてるけど。
ゆみこ>旗が邪魔!という人のために旗振りたい人が我慢すると、旗が邪魔!という人が旗振りたい人の楽しみを奪っていることになるしね。
きょんちゃん>おたがいに譲れるラインっていうのはあると思うのよね
ゆみこ>なぜ、ヨーロッパでは旗を振ることが可能なのだろう? そっちを考えた方がわかりやすくない?
きょんちゃん>難しいなあ。
きょんちゃん>私見だけど、ヨーロッパのお客さんはレースを見に来てて、日本のお客さんはマシンを見に来ている、っていう感じがする。その違いだと思う。
ゆみこ>あぁ、それだね。
きょんちゃん>レース全体とか、目の前でのオーバーテイクとか、そういうのを見てたら、多少旗で少し視界がさえぎられても、あまり変化ないと思うのね
きょんちゃん>旗持ってる人でもさすがにオーバーテークシーン目の前にしてたら旗持ってても振るどころの騒ぎじゃないし。
ゆみこ>マシン見たい人が多い日本では、旗を振るとマシンが見えなくて困るわけだ。
きょんちゃん>う〜ん、とにかく現地までレースを見に来ているっていうことはレース全体は見られなくて、せいぜいラップ差だとか、目の前とおった時のマシンの状態とか断片的なことしかわからないわけだから、なにか現地ならではの楽しみ方があって、それは人それぞれだと思うので、みんながみんなマシンを見ているとも限らないんだけど。
ゆみこ>写真撮りまくる人が多いのも特徴的だと思う。
きょんちゃん>なんだかそういうイメージあるね
きょんちゃん>写真撮る人にとっては、旗振る人なんて人間以下だよね。
ゆみこ>確かに、写真を撮るのはテレビ観戦じゃできないからねー。
きょんちゃん>でも写真撮る人でも、いつ撮るかとか、そういうのは自分で区切ってほしいかな。
ゆみこ>写真席っていうの作ったらいいのに。
きょんちゃん>ああ、それいいね。写真席。ナイスビューポイントもってちゃっていいからさ。
きょんちゃん>でも今年はちょっと気になったのはガスホーン。
ゆみこ>今年はガスホーン多かったね〜。
きょんちゃん>車とか通ってる時はいいけど、静かな時に鳴らされるとあれって相当うるさい。
ゆみこ>ガスホーンはやっぱりグランドスタンド近辺で鳴らすのがよいかと。走行タイムじゃない時にスプーンで鳴らしても、スプーンにいる客にしか聞こえないし。
きょんちゃん>マシンの通ってる時はマシンの音の方がうるさいから気にならないんだけどねえ。
ゆみこ>それは言えてる。
きょんちゃん>写真の方は自由席では前の方へ行って下さりませ。
きょんちゃん>旗の方はオープニングラップおよびレースが緊迫している時の旗ふりは御遠慮くださいませ。
きょんちゃん>ガスホーンの方はレース中に全部ガス使って下さいませ。
きょんちゃん>なんだ迷惑野郎ばっかりじゃないか
ゆみこ>けど、ヨーロッパではそれが共存していけるんだよね。
きょんちゃん>あれは不思議だねえ。
ゆみこ>旗振るのも気兼ねなく、ガスホーンも気兼ねなく鳴らせる、っていいよねぇ〜。
きょんちゃん>いいねえ〜
きょんちゃん>まあ、ヨーロッパでのお互い譲れるラインっていうのは日本よりももっと緩いのかもしれないね。
ゆみこ>私はあまりガスホーン気にならない。静かな時にすぐそばで突然鳴るとビックリはするけど、うるせー!!とは思わないし。
ゆみこ>寝てる人がいても気にならないし(笑)
きょんちゃん>でも日本でも自由席ではそういう日が来るのは近いと思うなぁ
ゆみこ>近いかしら!?
きょんちゃん>今年見た場所なんかかなり理想に近いと思わなかった?
ゆみこ>確かに今年見た場所は理想に近かった。かなり。まぁ、私たちの後ろには誰もいなかったけど。
きょんちゃん>ガスホーンは鳴らしてるし、旗は振ってるし、FMは聞いてるし、寝てるし、みんなそれぞれやりたいように楽しんでたと思うよ
ゆみこ>来年も今年みたいな場所だといいねー。
きょんちゃん>こういう雰囲気が全体に広がったら鈴鹿はもっと楽しくなる。
きょんちゃん>鈴鹿もまだまだすてた場所じゃないってことで。
きょんちゃん>いつかはヨーロッパのようなおおらかな楽しみ方ができる日が来ることを信じよう。
きょんちゃん>と、話はつきませんが、これにて私達のコラムはおしまい。長らくの御愛読ありがとうございました。
ゆみこ>いつかどこかのサーキットでお会いしましょう。
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