測る
◆物差し類
 スクラッチするにもディテールアップするにも寸法を測る道具が無ければ話にならないという事で、私が使っている道具一式。
一番上のコンパスは父親の物を子供の頃に奪い取ってからずっと使っている物で、片側を針に交換し、けがいて使う仕様にしてある。中心の円を回すことでコンパスが広がる為、微調整がし易いのが特徴。
2番目は角度を測るのに用いるものだが、小型ではあるがメモリなどが少々おおざっぱ。
ノギスはスクラッチの時には大活躍。作ったパーツの寸法の確認やキットのパーツを測るのに何かと出番が多いです。
L型の定規は直角を出すのに必須。

切る
◆カッターナイフ
自分がつかっている工具の中ではかなり古い代物。
上のオルファっぽい太刃タイプはプラ板などの切り出しなど大雑把な作業向き。
下のアートナイフに至っては父の引き出しから見つけ、すっかり自分のものにしてしまってからの愛用品。
もう何十年もつかっています。
細かい切り出しやパーティングラインを削ったり、エッチングパーツの切り出しなどにも使い、プラ板の正確な切り出しにはアートナイフが重宝します。
◆ニッパー&ハサミ
 ここにあげているものは半分ほどですが、最近気に入ったのがタミヤのプラスチック用ニッパ。
その横にあるのがトライスターのエッチングハサミ。
下のは閻魔様が舌を引き抜くのに使う・・・のではなく私が子供のころから家にあったペンチで、気に入って使っているため、一番刃がボロボロ。これは大ざっぱに物を切る用としてプラスチックも金属もバチバチ切ってます。
◆CRAFT Choki 
  金属クラフト「直刃」
 アルミ板、銅板なら1mm、ブリキ板でも0.5mmまで切れるはさみ。
試しに真鍮板0.5mmを切ってみましたが、あまり力をかけなくても楽々切れ、切り口も綺麗なのでその後の加工も楽でした。
◆コンパスカッター
 円を切り出すにはもう無くてはならないのがこのコンパスカッター。
実はこれは2個目で、初代は使い方が悪く黄色いアーム部分を折ってしまいました、、、南無。
◆マイターボックス
ディオラマのベースをつくるときの枠をカットする時に重宝するのがこの道具。
もう一回り大きな物も用意してます。
◆ピンバイス
 ピンバイスはサイズを3種類用意してます。
一番大きなものは3.2o以上の太いサイズも使える物で、わざわざ東急ハンズの店員さんにお願いして探して取り寄せてもらったものです。
真ん中のは一般的なピンバイスで、一番下の物は0.3o〜1o用の細いサイズで、主にヒンジの穴あけ用に用いてます。

削る
◆ヤスリ
 上のヤスリは金属に使かっても刃が摩耗しにくい頑丈なタミヤのハードコートヤスリPRO。
エッチングのバリを取るのにとても重宝しております。
下のヤスリは一般的な鑢。
主にプラスチックなどの樹脂素材を削るのに用います。
目詰まりしないようワイヤーブラシも必須。
◆モーターツール(HD20A-SET)
 手持ちのリューターが壊れて以来模型を作っていなかったので必要性が無かったのですが、やはり何かと入り用なのがモーターツール。
これはあいの里ホビー2の店長お勧めで、はじめは価格的にどうなんでしょうと高をくくっていたんですが、とんでもない!回転数は本体銀色の円形スイッチで調節でき、プラが熔けるほどの回転数しか無いとかいう事は無く、さらに金属加工も出来るほど回転数を上げることも出来、モーターのパワーもしっかりあり、先端のブレも無く1万4千円程度はお買い得でしょ〜。
◆卓上旋盤ML-210
これさえあれば砲身も転輪も思うままに作れるっ!と思って買ったんですが、いやはや使い方を知らなかったというオチが付いてます(ダメジャン)。
一応今は何となく使えるようになりましたが、普段はあまり出番が無い物で、せいぜいUHUのパーツをスクラッチすることぐらいに用いただけで、今のように砲身がアフターパーツとして出回っている環境ではよほど流用パーツが無いアイテムを作る時ぐらいにしか活用する機会は無いかと・・・。
◆平カンナ
 最近は先端を交換できるものも出てきた精密カンナですが、今から10年前はこういうスパチュラみたいな物しか手に入らなかったんです。
これも探していてやっと見つけた逸品で、キットの奥まったモールドなどを削るときにとても重宝しております。
◆マイクロチゼル
これは上の引いて削るタイプのカンナではなく、彫刻刀のような押して削るタイプのカンナです。
先端はバリエーションがあり、レンチでボルトを外して刃を交換することができるので、当然摩耗した場合も先端だけ取り換えれば良いという便利な代物。
上のカンナと状況によって使い分けられるよう買ってみました。

曲げる
◆プライヤー
 最近買ったのがこのタミヤのプライヤー。
以前はもっと小さなものを使っていたんですが、はさむ部分が均等に力を入れて挟めなくなってきたんで新調。
結構しっかり均等にパーツを挟めるので今まで以上に使い勝手が良かったです。
◆グラブハンドラー
 最近までラジオペンチのギザギザのはさむ部分の数を数えて何番目に真鍮線を乗せて挟んで曲げるという作業で戦車の手すりを作ってたんですが、さすがに作業効率が悪く、前々から買おうか買うまいか悩んでいた一品。
買ったからにはきっちり値段にあった仕事をしてもらいませんとね。
◆ホールド&フォールド
エッチングパーツをしっかり挟んで固定し、均等な力をかけて曲げることが出来る便利なツール。
特にヤクトティーガーやソフトスキンのフェンダー、ソフトスキンの装甲など大きなパーツをきれいに曲げるのに最大の威力を発揮します。
◆ビーディングツール
 最近は便利な工具がいろいろありますねと関心してしまう一品。
ある日あいの里ホビー2さんへ買い物に行ったとき、たまたまショーケースの中にあった物で、今まで一番面倒な問題であるリベットをこれがあれば量産出来るという事で、お財布の中身と脳内財務大臣と討議した結果購入してしまいました(だって1万円近い工具なんてあまり持っていなかったから;;)
今ではデティールアップには欠かせないほど役に立っております。ただし、付属の黒いゴム板は柔らかすぎ!
ホームセンターで硬いゴム板を買って下に敷くと良いと思います。
◆ピンセット
 上のピンセットは近所のホームセンターで買ったピンセットでしたが、細かいパーツを挟むとよく飛ばしてしまい、とあるサイトでタミヤのピンセットが良いとの事で試しに買ったのが下のタミヤ製精密ピンセット。
なるほど、流石に先端のブレが無いため細かなパーツを挟んでもよれて飛ばす事無くとても使かい安いです。

ハンダ関連
◆半田ごて
 半田は自分にとっては鬼門で、今まで学校の技術工作の授業でもうまく扱えず敬遠しておりました。
しかし、最近はエッチングパーツが当たり前のように模型にも用いられ、また雑誌の付録にとてもわかりやすい使い方を指南してくださる、某ソフトスキンを丸ごと金属で工作してしまうお方の作業を拝見し、さらにその方のサイトを見ているうちに「自分でもできるんだ〜!」と暗示が掛かったかのように買ってしまった半田ごてでございます。
某氏が言ってた同じ大きさでワット数が大きな方が作業が楽という言葉を信じ40ワットの物を新たに購入。
今まで30ワットでは得られないほどハンダの溶けも良く、パーツの熱伝導が良い為かハンダメッキもし易く、もっと早く知っていればと、とても悔しい思いはある物の、ハンダに対してのトラウマはどこへやらなほど、最近のマイブーム的な存在になってしまいました。
◆キサゲ
半田を削る時に使っていたキサゲというものを探していたのですが、まずキサゲというものを知っている人が少ないっ!
某札幌の大きなホビーショップでも店員がその名を知らないほどマイナーなのかと、、、
とりあえず買ったものなんですが、先端が小さくすぐ毛が抜けて坊主になっちゃいまして、丸で使い物になれません。
はっきり言って、ハンダを削るのに、これは向いていませんでした。
◆キサゲ
そして、これが本当のキサゲ!
大阪はマッハ模型が販売しています。
この工具のすごいところは先端の毛がぼろぼろになっても、柄の部分に毛が収納されているので、カバー部分のねじを緩め、カバーをスライドし、先端を2mmほど出しなおしてグラインダーなどで毛先を平らに整えれば使えるというもの!前回まで使っていた物は毛が抜けてしまったらそれまでですが、こちらはかなり長く使えるので、半田工作をする人にはお勧めですっ!!
毛の太さは0.06mmと0.08mmの2種類ですが、どちらも3000円以上もするのですが、上の物の3倍程度の値段でも、持ちは使い方にもよるけれど3倍以上は使えるはずです!

赤いあの人も御用達!(ウソ)
ちなみに、キサゲはこの形以外に彫刻刀のような刃で半田を削るタイプもあります。
この辺は使って慣れろですね。

接着・整形素材
◆パテ類
 上からエポキシパテ、ポリエステルパテ、プラパテ。
もう模型には無くてはならないといっても過言ではないほどの素材。
ちなみにすべてタミヤ製。
エポキシパテは他のメーカーは使ったことがないのでよく分りません(ぁ。
プラパテは個人的にはタミヤよりワークのポリパテシリーズがよかったかも。
◆プラスチック用接着剤
左からモデラーズ、シリウス・タミヤのサラサラタイプ接着剤。一番右はタミヤの一般的な接着剤です。
モデラーズの接着剤は某誌などで盛んに装甲板の表面を荒らすために用いられていますね。ためしに買ってみました。
シリウスのは香りがオレンジ!リモネンという成分がスチロール系を溶かす事を利用した体に優しい(?)接着剤です。使い方は流し込みタイプで、他の2社の物と仕上がりにも差はありません。
タミヤの二つは普通に模型を組む時に流し込んだり接着面に塗って使っています。
◆瞬間接着剤・エポキシ系接着剤
◎レジンキットやエッチングパーツの接着には無くてはならない接着剤達。
一番上のアロンアルファは細口ノズルが合わない為、わざわざ下の瞬着を買うはめに、、、。最近のアロンアルファってノズルが太いんですね、、、
主に接着面積が広く、入り組んでいない場所、細かいパーツ以外の物の接着に使用しています。
◎下の二つはエポキシ系接着剤で、5分硬化と30分硬化を使っております。サイズが細かく、数の多いパーツを一度につけるときは時間的余裕のある30分タイプを、OVM類の留め具やリアパネルの金網などサイズが大きく作業に時間が余りかからないときは5分タイプを使っています。
◆トレー&ヘラ
 上の物と用途は同じように本体は薬品に対して丈夫なので、いろいろな物を混ぜるのに適していて、さらにいろいろなサイズのヘラも付いたWAVE製パテスティックセット。
値段も350円と安く、何よりヘラもパテなどが乾いたあと剥せる素材。
◆ホビーパレット
 主にパテや2液性のエポキシ系接着剤を混ぜるときに使ったり、小さなパーツの一時的な保管として何かと重宝するのがこのパレット。
枚数が結構入っていても値段はリーズナブル。
これは便利ですよ!
色の混ぜ合わせなどにも使えるようですが、自分はそのような使い方はこれではしたことが無いです。
◆型想い
熱湯に漬けてしばらくすると軟らかくなるので、複製したいものに押し付けて水で冷やすとあっという間に型が出来るという代物。
シリコン型のような量産ではなく、ちょっとしたお手軽な複製にはとても重宝しております。

塗装
◆筆
 筆は主にホルベインなど、画材店で買える筆を使っています。
あまり筆の銘柄にはこだわりはないのですが、面相筆は筆先や腰の強さを見て買っています。
◆Mr.リニアコンプレッサーL5
 今まではタミヤの物を使っていたんですが、如何せん音がうるさく、今の家では少々使う事が躊躇してしまっていたため、ここは思い切って大奮発!
復活するんだからこれぐらい買っちゃえとクレオスのリニアコンプレッサーを購入。
流石、音は格段に小さいし、振動もそれほど酷くないのでまあ、これで10年以上使えば元も取れるでしょうということで・・・。
ちなみにピースはタミヤ製の物を接続。
他社の物もしっかり使えます。
◆プロコン LWA トリガータイプ ダブルアクション
上の写真のエアブラシは田宮のシングルアクション細吹きだったので、広い面積用に購入。
このエアブラシの特徴は先端のノズルの向きを変えることにより縦方向や横方向に広く吹くことができたり、付属のノズルに交換することでいくらか細めに吹く事も出来ます。
なによりカップが大きく、カップもはずすことができるので、メンテナンスが楽です
その他
◆ヘッドルーペHMG-4L
 よる年波には勝てずついに購入。
今まではよく時計店などで使うような目にはめるタイプを使っていたのですが、やはり使いづらい事と長時間の場合両目で見れた方が目に楽との事でこれを選びました。
レンズは1.2×、1.8×、2.5×、3.5×の4種類。レンズの上にはライトが付いており、向きも自在に変えられます。
これのお陰でかなり細かな工作や塗装も楽になりました。
◆ラチェット式ベルトクランプ
 額縁を組みあげたりするときに四方をがっちり押さえる物で、ディオラマベースを組む時に絶大な威力を発揮します。
固定の仕方もとても簡単で、四方にクランプのパーツを当てて、後はベルトを締めていくだけで簡単にしっかりと固定されます。
かなり大きなものに使える為、模型用としては少々ベルトが長いですが、まあ大は小も兼ねてくれるという事で。
◆離型剤落とし
 ガレージキット、ホワイトメタルの離型剤落とし用としてと書いていますが、私は平気でプラスチックも使っております。
とりあえずタミヤ、ドラゴンなどのキットでは全く問題なく使用出来ますが、もし使って溶けたと言う事が有る方、教えてください・・・。
使い方は台所用品のポリ製蓋付きバットにキットをランナーごと入れて、上からこれをかけるように入れて、ヒタヒタになった状態で5分程度したら引き上げて乾燥すればまず大丈夫。と思いますが何か問題あれば教えてください・・・(あまりこれを使う人見ないので何か問題があるのかなと不安になりつつ使ってるもので・・・)

あと、非常に引火性が高いですっ!近くで煙草の火や伸ばしランナーを作ろうとろうそくに火をつけている状態で使ったら燃える可能性があるので、絶対に!火の気のない所で使用してくださいね!!
◆両面テープ
 モデルカステンキャタピラを作る時はこれと角材があるととっても便利。
別にこれがよいというわけではないが、キャタピラを組んだあと剥がし易いよう、あまり粘着力の強いものは避けましょう。