<十角館の殺人  綾辻 行人 講談社文庫>

 

 

総合評価 ★★★★

完成 ★★★★

創造 ★★★★

残留 ★★★

衝撃 ★★★★★

価値 ★★★★

鋭敏 ★★★★★

 

館シリーズ第1作品目。

友人から借りて読んでかなり経っているために、細部は忘れてしまった。

が、かなり衝撃度の高い作品だったのは間違いない。

 

呪われた建築家(故)中村青司が設計した個性ある建物で起きる殺人事件。

バカンスとミステリーを楽しむために四国の南に浮かぶ小さな小島・角島(つのじま)にやってきた、

英都大学推理研究会のミステリーマニアの男女7人、そこで起こる凄惨な連続殺人。

 

トリックというか、ネタがわかった瞬間のあの衝撃。

完璧に踊らされた感じだろうか、ついに先を読み進めるのをやめ、前のページに戻ってしまった。

作者の術中に完全にはまった作品の一つだ。

 

内容が少し薄いかな?と思われる部分もあるが、許す。

殺人動機や背景がちょっと・・・なんて言う人もいるかも知れないが許す。

 

館シリーズはここから始まる。


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