<母業中退  井上 朝子  ポプラ社>

 

  

総合評価 ★★

完成 ★★★

創造 ★★

残留 ★★

衝撃 ★★

価値 ★★★

鋭敏 ★★

 

話題になったのを良いことに家族で本を出しまくっているようです。

どうもこの本もそのなかの一冊。

著者にとって何冊目の本になるのかはわからないけど、「母業失格」と言う

エッセイの後に出された続編ののような作品のようです。

 

どうも、「母業失格」を読んだことを前提に書かれているのか、家庭の背景や

社会背景が見えにくい、わかりにくい。

文章も要領の得ない文章で、よくこれで出版できたな!という稚拙さ。

そこが素人ぽくっていいのだろうか?

 

本の中で年月の移り変わりがちょっと解りづらいのが難点。

あと、もう休みがないと言いながらやたらと休暇をとっているのが気になる・・・・。

(どうでもいい・・・)。

 

たしかに、著者の考え方や行動は尊敬できる部分が多々ある。

今の日本にはなかなかいないタイプの母親かもしれない。

ずばり中年女性向けの本です。

思春期の娘とのやり取りをつづった感動(?)エッセイ。

ちなみに私はまったく感動しなかった(苦笑)。

 

どこかリアリティーが欠けているような気もするし。

どうも、1作あたったからとりあえず2作目も書いておくかって感じの本かな?

おおまかな内容はいいとして、細部はすぐに全部忘れてしまいそう・・・。

1日で読めます。

 

 


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