<ハイスクール殺人事件   吉村達也  角川文庫>



総合評価 ★★★

完成 ★★★

創造 ★★★

残留 ★★★★

衝撃 ★★★

価値 ★★★

鋭敏 ★★★


全寮制私立高校で女子生徒がクリスマスイブに殺される。

殺したのは学園の教職側に立つ人間だ。

 

しかし殺された学生はすでに悲劇を予想し殺人者の名前を暗号によって書き残していた。

その謎を転校生の女子生徒が解き明かす。

 

本全体が会話文中心なので読み終わるのがかなり早い。

サクサク進んでいく感じで気持ちいい。

問題点は一つで数字の暗号に集約される。

これさえ解ければ犯人の名前はわかってしまうので。

 

で、この暗号あっさり解けてしまいました、か、簡単すぎる。

まぁ、たまにはこうな推理小説もいいかなーとストレス発散に。

なんとなく著者に勝ったような気がしてね、実際は見事に負けているのだろうが(笑)。

 

難しい推理小説を読んで疲れた頭に軽いミステリもたまによい。

 


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