<宇宙を体験>
さて、久しぶりに大学時代の友人と遊ぶことになりさしたるあてもなく遊んでいたのですが いつの間にか行き着いた先は余市宇宙記念館 スペース童夢! 別に最初からここに来ようと思っていたわけではない。 まして、大学時代の友人4人が集まって来るような場所では間違ってもないと思う。
そんな事を言っても来てしまったのだからしょうがない。 この施設を簡単に説明しておくと、国道229号沿いにある 道の駅「スペース・アップルよいち」=余市宇宙記念館「スペース童夢」となる。 郷土出身の日本人初のNASA宇宙飛行士、毛利衛氏の業績を次代に引き継ぎ 育成する科学教育の中核拠点として出来た記念館です。
あえて、突っ込まして貰うが道の駅に作る施設ではないことだけは確かです。 フラッと入るはずがない、入場料1200円だぜ(大人)!
とまぁ本来なら絶対に入るはずのない施設なのだけど、冬場は営業形態と入場料金が異なるのだ。 一部の施設が閉鎖していることもあってなんと入場料が500円(大人)なんです。 満場一致で入館決定!
意気込んで入館するとまず 頭にあるボタンを押すと喋るんですが、小学生レベルです。 ついでに、後ろのわりと目立つ場所にリセットボタンが・・・押すなって書いてあるけど、 ガキは押すと思うんだけど、むしろ押してくれと言っているようなもんだぞ! 簡単にリセットされてしまうぞ童夢くん!
それにしてすっごいすいていました・・・半分貸し切り状態ですね。
さて、簡単に施設の説明をしておくと、 まずは毛利記念ホール、なにやら巨大なスクリーンに写しだされた映像は何を伝えたいのか良くわからないしろもの。 もっと興味ひくものにしたほうがいい、毛利さんの身につけていた物や宇宙からとった写真等はちょっとよかった。 うん、写真はすごい綺麗だったな。
次、シャトルフライト。 スペースシャトル型の乗り物で機体の上下で宇宙飛行をバーチャル体験できる。 身長制限があって100cm以下の人は乗れないらしい・・・お子様ダメって事ね。 でも、実際はあまり関係ないような気がするんですけど。
ちなみにここでのストーリーがあって、シャトルのテスト飛行&パイロットの採用試験と言う内容。 もちろんパイロットってのは自分達なわけで、席に1つに1つのレバーが付いていて、指定空間でちょっとだけ 操縦できるようになっているんですわ・・・・。 16人乗りぐらいなんですが、画面に操縦指定番号(席番号)がでるんです、その間だけはその人が操縦するんですが 操縦してもしなくても結局は同じような気がします・・・。 ちなみに指定番号が・・・・1番から順に指定されるんですが・・・。
なのに11番とかの操縦モードになってもさ、 誰も操縦できないよ・・・うちら4人以外誰も乗ってないんだからさ! ちょっと子供だましがすぎませんか?
ストーリー終了後に何故か採用試験に合格してしまったし・・・わたしらパイロット! 失業中の人間が約1名いらしたので、就職決定か?! ハッキリ言ってディズニーランドのスターツアーズと言うアトラクションの縮小劣化アトラクションです。
次はステップトレイナー、キッズコーナー。 このステップトレイナーは錯覚を利用した面白い空間。長時間いると気持ち悪くなるかも知れませんね。 この空間にはちょっと興味がわきましたね。
キッズコーナーは小さな子供が遊べるビニール風船のようなもので囲まれた遊技空間。 子供の頃遊んだことあるけど面白いですよね。ここは逆身長制限があって、100cm未満のお子様しか入れません。 小さな子供のはりぼてがあってその子供より大きな人は入れないわけです。 明らかにそのはりぼてよりも大きなお子様が係員に入っていいか聞いていましたね・・・結局あの子は入れたのかな?
その次はハップルシアター。 宇宙空間に浮かぶ世界最大(地球で)のハップル宇宙望遠鏡を3/4スケールで再現! あの、なんで3/4?なんでそんなに中途半端な大きさ? 再現と言っても再現さているのは形だけで、その他は中途半端な大きさしか再現されていない。 素材もすっごい安っぽい感じでちょっとどうだろう?!
コミュニケーションスタジオ&エクスプローラー。 コンピューターを使って絵を描いたり、TV電話できたり。 エクスプローラーは宇宙実験モジュール、ちょっとし学習体験が出来る場所。 特記するほど興味ナシ。
多目的シアター。 ここも無人で、スクリーンにただひたすら昔の映像が流れているだけ。 まぁ映ってい内容は毛利さんの宇宙での記録物なのでなかなか。 ただ、ちょっと古いかな?
フォトミッション。
あの、ただのプリクラとどの辺が違うんですか? ミッションって・・・・。
今回見れたのはここまで、ちょっと物足りなと思ったのですが500円です。 はい、一部の施設が閉鎖しているとのことでしたが。
トレーニングサイト&スペースツアーズが閉鎖されているようです(パンフレットによると)。 ちなみにトレーニングサイトってのは無重力空間での姿勢制御や、 月や火星の重力の疑似体験の出来るところ。 スペースツアーズってのは上で書いた「シャトルフライト」の上位機種だと予測される。
一番メインじゃん!!!
500円の意味を理解しました・・・・いまさら遅いがね。
っと、ちょうどいい感じに落ちたところで終わるはずだったのだけど、終わらなかった。 むしろここからが本当の宇宙体験。
ちょっぴ物足りなさを感じながら出口に向かう一向を待ち受けていた物は、 ミュージアムショップ! お土産屋さんですね・・・例によってボールペンやらキーホルダーやらストラップやら売っているんですが その中でも一際目お引き、みなの興味を引いたのは、
宇宙食。
なんとNASA仕様の宇宙食が売られていたんです! いや〜でもそのバリエーションがよくわからない。 ハンバーグ、ストロベリー、ピザ、たこ焼き、アイスクリーム、黄粉餅・・・・。 ハンバーグ、ストロベリーまではまぁありかなと思うんですよ。 でも、何故にたこ焼き?黄粉餅? アイスクリームって全然冷たくないし・・・まるでせんべんみたいな手触り。
さて、困った。 はっきり言ってみんな興味津々、うん、食べてみたい。 でもね、さすがにみなん躊躇してます。 なんたって小さな袋で、550〜600円とかするんですよ。 たこ焼きなんて3個しか入ってないんです。 こんなので600円とかとられるなんて・・・・くっ。 ここは誰かが犠牲にって感じなのですがさすがに誰も動きたくない。 でも、欲しい、食べてみたい。
で結局のところ全員買うことに、1人1袋・・・・。 チョイスした商品はたこ焼き、ストロベリー、アイスクリーム、黄粉餅の4品。 すぐの食べたいところだったのですが、黄粉餅だけは小道具がないと食べられないので 友人宅まで戻ってからに・・・・。
にしても学生の時なら、記念館に入場することもなかっただろうし、 ましてや1袋600円もする宇宙食を全員で買うなんてことも決してなかったと思う。 中途半端に金のある社会人だからこそできたのでしょう。 ビバ!!子供な社会人!
さてさて、試食会は言うと。 その前に製品についてちょっと説明。 この製品はNASAの宇宙飛行士が宇宙で食べた食事と同じ製法・材料で製造された公式宇宙食です。 −40度の真空凍結乾燥にってフリーズドライ加工されたもので全てお菓子のような感じです。
まずはストロベリー(イチゴ)・・・見かけはイチゴのしなびたかんじですか? 味はまぁ、微妙にイチゴですね、うん、イチゴ。さくさくイチゴスナックのような 感じなのだけど、本物っぽいイチゴ味。 作ったイチゴ味ではないですね。形も見かけもイチゴ・・・乾燥してるのを除いて。
たこ焼き・・・臭いも味もやっぱりたこ焼き。 でも、なんか嘘っぽい、中身を確認したところタコ発見。 これなんかもろにたこ焼きスナック、お菓子でありそう、これは。
アイスクリーム・・・乾燥したものをアイスと呼べるのかどうかがまず疑問だ。 味の方はね、ちょっとアイスよりもまろやかな感じ・・・あぁ冷たさがないからな。 一番本物に近いという意見も。 でもね、やっぱり凄い違和感があるよ、アイス党の私としてはこれをアイスとは認められないな。
で、最後に残った黄粉餅・・・・。 あの、なんで黄粉餅?どう考えてもNASAがこんな物を作るとは思えないんですが・・・。 だって黄粉餅ですよ、日本人限定でしょ?どう考えても。
さて、これを食べるのには小道具が必要なわけですが、何かというと水なんですよ。 開けると、白い板(餅)が6枚ほど入っていて、二つに別れたトレイに3枚づつ納まっています。 まず、片方のトレイに入っている3枚を避けて、別の袋に入っていた、黄粉を片方のトレイにあける。 もう片方のトレイには水を注ぐ、待つこと3分(嘘)で出来上がり!!
柔らかくなった白い延べ棒こと餅ですが、水に浸すとまさに餅になっていました。 黄粉を付けて食べると・・・美味い!
黄粉が!
餅はね、なんかすっごい水で延ばしたような、こうお供えの餅のさらに程度の悪いような感じ。 でもね、餅ですよちゃんとね、以外にも。いや、もともと餅だったのだろうが・・・。 以外にも一番まともですわ、まぁ水を使うという反則技を使っていますが。 そこで、ちょっとした好奇心。 水を使ってない状態の白い延べ棒の味はと言うと、
発泡スチロールですね(食べたこと無いけど)、まじで。 もさもさ、パリパリ・・・なんか最高にまずいです・・・体に悪そう・・・・。
ん、まてよまてよ、よく考えて見ろよ。 この黄粉餅ってさ、
宇宙じゃ食べられないんじゃないか?
だって、水に浸せないだろ?、無重力なんだから。 黄粉の粉だって無重力の中じゃ使用不能だろ?粉類なんて最悪だろうが普通? う〜ん、ちゃんと表示を見なかったのだけど、これも公式宇宙食だったのか? ほんとうにNASA仕様なのか?
まぁいいか?とにかく宇宙体験を満喫しました・・・もう満足!
えっ、体験したのは宇宙じゃなく宇宙食? まぁそうかも知れないけど・・・正確に言えば、
宇宙食もどきに大満足!が正解だと思う!
公式宇宙食のシールが貼ってあったのはストロベリー、アイスクリーム、ピザ、ハンバーグ だけじゃないかと思います(不明)。 2002年 2月10日 |