2001.10月 東京から九州へ転勤になり、自分の時間がちょっとできたので、高校以来のラジコン再開を考え始めた。
とりあえず知識のブランクをうめるためRC雑誌を購入。世間はツーリングカー一色。シャーシもいろいろあってわけがわからない。
タミヤにベルトドライブ車があることに驚いた。かつてアバンテ使いだった自分にはTB-01というシャフトドライブシャーシも気になった。
どっちにしろツーリングのシャーシ一台持っておけば、適当に楽しめるだろうと思った。
2001.11月 職場の同僚もラジコンをやりたいと言い出し、本格的に購入を検討。
けどどうしてもツーリングを好きになれない自分。やっぱりバギーがいい!
バギーはいまや雑誌にほとんど載ってない。とりあえずヨコモや京商の車はがんばっていそうだ。
でも既存のキットでは物足りない。ラジコンがきっかけで大学の機械工学科に進んだ自分の今の知識、技術をフルに活かしてみたい。
タミヤのツーリングカーをバギー化することを決心。ベルトならTA-04、シャフトならTB-01。
「タミヤのベルトドライブバギー」というのも新鮮だし、「伝統のシャフトドライブ」を極めるのもいい。
とりあえずどっちがやりやすいかで決めることにした。
足回りはヨコモのMX-4系に決めていた。
タミヤ派の自分だが、全日本選手権、世界選手権をことごとく勝ってきたスーパードッグファイターの記憶は幼心に強く残っている。
いい物はいいと認め、こだわりのシャーシと組み合わせる。
昔もスーパードッグのサスをアバンテに移植しようとがんばってたし。
東京出張を利用し、秋葉原のRCショップをはしご。MX-4のサスアームが寸法的につくかどうか、TA04とTB01の組立図、各パーツを
見比べながら検討した。フタバ産業で説明図を見ていたところ、TBエボリューションのを発見。これをバギーにするのは無理だろうと
思っていたが、サスアームの固定はこれが一番やりやすそうだった。TA04はサスアームの取り付け幅が狭すぎるのと、外から押さえつけ
るタイプなので、幅広のMX-4サスは難しそう。TB-01とTBエボなら、そりゃあ上位機のエボの方が魅力を感じる。
ここで大きくエボに心が傾いた。
2001.11.30 yahooオークションにてTBエボリューション(新品)を購入!
友人はTA04Rを購入。
2001.12.1 とりあえず組立説明書通りにツーリングカーとしてエボ組立開始。約10年ぶりのRC組立に興奮。
プロポは昔使っていたEX-9を使いたかったが、ナローバンドじゃないので断念。
〜
東京出張の度にショップを回り、バギー用パーツを買いまくり。
ボディは悩んだが、店で目に入ったMX-4を買ってみた。
2001.12.28 今年の仕事も終わり、ツーリングカーとしてだが初走行。10年ぶりの操縦。友人のTA04と小倉の公園で走った。
23Tなんて昔の「ブラックモーター」みたいなもんだろうと思っていたら、あまりの速さにびっくり!
気持ちよく走れた。
2002.1.6 実家から小倉へ戻り、ついにバギー化にとりかかる。試行錯誤を繰り返し、なんとか前後ともサスアーム取り付け成功。
ユニバーサルシャフトもちょうどいい長さ(リアはちょっと長い)。
問題はダンパーステーだが、各部の寸法を測り、CADで図面を書き、 ストローク量などを検討した。
そのままCADで原寸大に印刷し、FRP板に貼付け、加工した。
そしてついにバギー仮組完成!→写真
2002.1.20 いよいよバギーとして初走行。近くの公園には土(砂?)の広場もあるけれど、人がたくさんいたので、
しかたなくアスファルト上で走らせた。しかしそれがよく走る走る! まるでアンダーなところは見せず、
よく曲がりつつ、リアも安定しており、なんてコントローラブル! ギア比はよくわからなかったので、
スパー88Tにピニオン25Tとした。いっしょに走ったTA04Rと速度は変わらなかったので、ここではちょうど
よかったと思う。
もともとツーリングカーなので当たり前かな、と思いつつもとにかく気持ちがよかった。
早くオフロードで走りたい。。。 →写真集
2002.2.4 明日は1/20以来の休日なので、オフロードで初走行することに決めた。
でも場所はどこにしよう? 公園じゃつまらないし、やっぱりサーキット。
北九州周辺だとファンキーオフロードコースというのがあるらしいけど、何も情報がなくてよくわからない。
オフマニの掲示板によると佐賀のモデラーズ松永にコースがあってレースもやってるらしい。
佐賀なら高速で2時間くらい行けそうなので、ここに決めた。
2002.2.5 朝、天気予報を見ると、九州地方は雨。。。たしかに空はどんより。。。
かなりショック。。。月に2日くらいしか休みないのになんで。。。
まあだめでもともと、とりあえず車に積み込み、9時に出発した。
高速は3000円近くかかるので下道で。
天気予報だと午前中から雨が降り出すということだったが、なんだか空が明るい。期待。
1時にモデラーズ松永到着。雨はまだ降っていない。お店の方に場所を聞いて
いざコースへ。(地図まで書いていただいてありがとうございました)
おお、思っていたよりずっと立派なサーキット!
雨が降る前に走らなきゃ! 急いでタイヤを準備。けっこう砂が深そうだったのでTF320とTR32にした。
さっそくコースイン。オフロードのサーキットを走るのって、高校生の頃に千葉の双葉電子であったタミヤグランプリ以来。
やっぱり全然アスファルトとは違う(あたりまえ)。1周目はゆっくり回ってきた。
2周目に入ってさあ全開!、と思った瞬間、ガリガリと異音が!!
あわてて駆け寄ってみると、大きめの砂をかみ込んでスパーが3山欠けていた。
は、はやい。いくら0.4モジュールだからってまだ2周もしてないじゃん。。。
雨も降りそうだし交換している時間がもったいなかったので、やけくそでそのまま走った。
異音はすれどスピード出てるし、特に問題なかった。
砂煙を巻き上げて走るTBバギーに一人ご満悦。2パック走った(雨でだめだと思ってたから2本しか持ってこなかった)
<セッティングデータ等>
・タイヤ F:ヨコモTF-320, R:ヨコモTR-32
・ダンパー F:ヨコモ ハイフロンコートショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ8mm オイル−ヨコモ#350
R:ヨコモ 同ショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ2mm オイル−ヨコモ#350
・モーター タミヤ スーパーストックType
T(23T)
・ギア比 9.15:1 (スパー88T、ピニオン25T、0.4モジュール)
・デフ 前後ともボールデフ
・キャンバー角 F:1度, R:0度
・トー角 F:1度, R:1度くらい?
・スキッド角 F,R:各0度
・キャスター角 F:7度
<走行の印象>
・低速コーナーでアンダー気味。高速コーナーと、ストレートからの飛び込みのコーナーは良好。
・大きなギャップを拾ってけっこう跳ねた(グラスホッパーを思い出した)
・0.4モジュールのスパーではやっぱり無理 → 48ピッチor0.6モジュールへ変更する → それにしても防塵対策必要
・ダンパーステーの強度は問題なし
2パックなんとかギアも耐えてくれて撤収。
砂まみれのマシンを見ると気がめいるが、初のオフロード走行はいろいろ収穫があった。
片づけて車に戻ると、ウインドウに蚊がいっぱい。。。
帰りは高速道路で2時間。やっぱり速いなあ。
<メンテナンスデータ>
後日。。。
2002.2.8 リアにスタビを装着できるようにした。TA03用のスタビ使用。
2002.2.16 土日が休みになったので、無謀にも加西のレースに参戦決意。佐賀での走行をふまえ、ちょっと改修。
・クロスのスパーギヤアダプターが手に入ったので、48ピッチのギヤを装着(アソシTC3用69T)
・スパー、ピニオン保護のため、防塵性を向上(リアダンパーステーの切り欠き部をポリカ板でふさいだ)
雨が降らないことを祈りつつ、小倉23時14分発の夜行列車で姫路へ。
2002.2.17 あまり眠れなかったけど、6時過ぎに姫路到着。電車を乗り換え、7時半過ぎに播磨横田到着。
まだ早すぎるので、駅で時間をつぶしていたら、主催の方が迎えに来てくださった。(何から何までありがとうございました)
8時過ぎにT&Tオフロードサーキット到着。すごいジャンプだ!。あんなの見たことない。
ご厚意でオフィシャルのスペースを貸していただき、車の準備をした。4WDの参加者は11名。
<セッティングデータ等>
・タイヤ F, R:ホールショットM3
・ダンパー F:ヨコモ ハイフロンコートショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ8mm オイル−ヨコモ#350
R:ヨコモ 同ショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ2mm オイル−ヨコモ#350
・モーター ヨコモ 11Tダブル
・ギア比 11.96:1 (スパー69T、ピニオン15T、48ピッチ)
・デフ 前後ともボールデフ
・キャンバー角 F:1度, R:0度
・トー角 F:1度, R:1度くらい?
・スキッド角 F,R:各0度
・キャスター角 F:7度
タイヤとモーター以外は佐賀とほとんど同じセット。まずはこれで様子を見ることにした。何せこのコース初走行、このマシン自体も
わずか2回目のサーキット走行。私自身レースは10年ぶり。予選1ヒートは練習に専念することにした。
予選第1ヒートスタート。
曲がらない・・・
全然曲がらない・・・
コーナーで外へ外へと逃げていくマシン
曲がらないくせにまっすぐも走らない・・・
飛べない・・・
飛んだと思ったらあらぬ方向へ・・・
もうめちゃくちゃ。レースにならない。練習にもならない。。。
真剣に走ってるみなさまに迷惑をかけないようにしていたが、それでもからんでしまった(本当にごめんなさい)
それでもなんとか完走。当然ダントツの最下位! 俺、下手すぎ。。。さすがにヘコみました。。。
ジャンプがうまく飛べないのは仕方ない。はじめてだし。
けど、曲がらないのはどうにかせんと!
タイヤが食っていないのかとも思ったが、とりあえずダンパーを相対的にフロントを柔らかく、リアを固くした。
予選第2ヒートスタート。
さっきよりは曲がりやすくなった。
ジャンプもさっきよりはうまくなった。
マーシャルのお世話になる回数もさっきよりは減った。
おかげで第1ヒートより周回も1周増え、タイムも上がった。まだまだ最下位だけど。
ゴール後の周回で外周ストレートの外に置いてあったブロックに頭からバキンという甲高い音とともに激突。
フロントダンパーステー死亡! フロント右側のサスも死亡!
昨日サスアームの予備作っといて良かった。ダンパーステーはTBエボ純正リア用を流用。
そして第3ヒート。雨がちょっと降り出した。
3回目だからそろそろうまくなっただろうと思ったが、いきなりジャンプで背中から着地。アンテナパイプ折れた。
それでもおかまいなしに走っていたら、操縦台から離れるにつれ動作が不安定に。ついにノーコン。。。リタイア決定!!
なにをやってんだか。。。
お弁当をおすそわけいただき、昼食。
アンテナを直して昼休みに練習。一人で走ってもへたくそは変わらず。雨で路面が締まり、グリップは極端によくなった。
曲がりやすくなったと思ったら、今度は横転。
午後から決勝だったが、雨が強まり中止決定。
決勝はできなかったけど、10年ぶりのレースは楽しかった。いろいろ勉強になったし。
てーつーけーさんの飛ぶ様に走るレーザーが印象的でした。
帰りの新幹線、とにかく曲がらないマシンをどうしようか悩みまくり。サスセットでどうにかできるような物と思えなくて
ワンウェイ入れてみようかなあとか考えた。
家に着いてバラしてみてびっくり。
サーボがぐらぐら。サーボステーのネジが両方緩んでる。このせいか・・・舵角が小さいような気はしてたんだよねえ。
そういえば最初にマシンを組んだときから増し締めしてないや。。。
プロポのセッティングはチェックしたんだけど、それで満足してしまっていた。
まず基本的なところからチェックすることの大切さを実感した。
<マシンについての総括>
・理由はともかくアンダー
・思ったより丈夫
→あの大ジャンプで転倒、激突しても平気(全速でブロックにつっこめば壊れるのは当たり前)
・ギアは全く無傷。48ピッチの耐久性を確認できた。
・防塵性良好
→サスやボディはどろどろだが、中はとてもきれい。
<人間についての総括>
・ジャンプの練習必要
・その前にまっすぐ走る練習必要
・今回のような無謀な挑戦は、被害も大きかったけど、得る物も多かった
このままでは「TBエボバギーなんてあんなもの」と思われてしまう。それは悔しいので、九州で鍛え直して出直します!!!
2002.2.23 アッカーマンの設定やスキッド角の確保など、先週の走行で多くの課題が噴出。すぐには対処できないため、今週は、
先週のアンダーがマシンの特性によるものか、サーボのゆるみによるものか調べることにした。
佐賀のモデラーズ松永へ向かった。前日夜の電車事故の影響か、国道はすごい混雑で、あきらめて往復とも高速道路使用。
オンロードのコースはにぎわっていたが、やっぱりオフロードコースは貸し切り状態。
(条件1)
・ダンパーSP(F: 10mm,R: 5mm)とした以外は加西と同セット
・Fトーイン0度
・タイヤはF,Rともヨコモ32系
→
・路面はややウェットで、グリップは最良。ギャップは多い。
・先週のようなひどいアンダーさはなく、いたってスムーズに走れた。
(条件2)
・Fトー角を、0度→2度とした。
→
・どアンダー。これほど変わるとは思わなかった。
(条件3)
・Fトー角を、2度→−2度とした。
→
・タイムは条件1より遅いが、やはり曲がりやすくなった。
・しかし転倒しやすくなった印象。
(条件4)
・Fタイヤ ヨコモ 320→330とした。ややグリップは落ちると思うが、330のナチュラルな感じが好きなので。
・Fトー角 −2度のまま。
→
・やはりグリップは少し落ちたが、まあ良い印象。
・Fタイヤのひっかかりをスムーズにすることを期待したが、その点ではあまり変化は感じられない。
(条件5)
・Fトー角 −2度→0度へ戻した
→
・ややアンダーではあるが、今までで最も扱いやすい。
(条件6)
・今まではRがどっしりとして、まるで滑るそぶりをみせないので、グリップしないタイヤに変更して、挙動を確認することにした。
・Rタイヤを、ヨコモ32 → 京商 キャットタン へ変更。
→
・予想通り、リアが流れ、まきやすくなった。極端な条件だが、これはこれで走らせやすい。
(条件7)
・Rタイヤをヨコモ32へ戻した。
・Fキャンバーを、ネガ1度 → 0度へ変更。
→
・クセがなくなり、最も良い。
(条件8)
・Rスタビを取り外した(TA03用の赤(ソフト)をつけていた)
→
・あまり違いは感じられなかった。
(条件9)
・Rスタビに、TA03用ミディアム(黄)装着。
→
・リアがスムーズにスライドし、回頭性良。
・これが本日ベスト。
以上で4パック走行。
<総括>
・ややアンダーであるものの、先週のような全然曲がらないということはなかった。先週は、サーボのゆるみ、Fタイヤのグリップ不足が
大きな原因であると考える。
・走り込むほどに路面のギャップは大きくなり、転倒することが多かった。フロントのスキッドは重要と考える。
<今後>
・ギャップ対策として、まず最低地上高をもっとかせげるようにダンパーステー変更する。
・アッカーマンの最適化。TRF414Mのパーツを使えないか検討中。(プレートはカーボンで自作)
2002.2.24 <番外編>
久しぶりにバギーから、ツーリングカー「TBエボリューション」に変身。よくこの姿に戻ったなあと自分でも感心。
友人のサーキット初走行につき合うため、サクセス福岡サーキットへ。
ここで悪夢が。クラッシュでサーボ破壊。走行不能。。。
仕方なく友人にバッテリーを貸して、04Rを走らせさせてもらった。なかなかいい感じ。これもバギーにしたいなあ・・・
2002.2.27 フロントスキッドをつけるため、エボ2のパーツを検討。パーツ単体で買おうかとも思ったが、ツーリングとしても一台持っておきたいので、
給料も出たし、エボ2を購入。
エボ2のリアバルクヘッドを、フロントへ流用することに決めた。理由は、
・スキッドをつけるのにちょうどいい、サスアームホルダーを固定する穴がある(スタビ取付用の穴)
・上下別体なので、メンテナンス性が比較的よい
リア用をフロントに持ってきても問題がないことを確認できたので、1と2のシャーシを重ねて、1のシャーシに2のバルクヘッドと
サスアームホルダーを固定する穴を開けた。そして仮組。 →写真
ホルダーとバルクヘッドが干渉する部分はカットした。
2002.3.10 フロントのサスアームは、MX-4用だと長すぎるので、レーザーの物に変更。これがベストな長さ。
ダンパーステーは新たに自作。ギャップ対策のため、車高をかせげるようにした。
アッパーアームステーも自作。
アッカーマン最適化のため、ステアリングプレートを自作。ステアリングアームはエボの物だと長くてバルクヘッドに当たってしまうので、
1mm短いTRF414M用を使用。これがまたぴったり。
シャーシの余った部分はカット。
スキッドは8.5度。
そしてフロント周りの完成写真がこちら↓
写真1 写真2 写真3
リアはほとんど変更なしで、車高調整のみ。
2002.3.11 フロント改造後のシェイクダウン。場所は、なんと加西。また行っちゃいました。ここでちゃんと走れれば本物だと思うので。
今度は夜行じゃなくて、朝一の新幹線。11時半に到着。
平日だし誰もいないだろうなあと思ったけど、大阪からお二人と、近くに住んでいるという方の3人がいらした。
<セッティングデータ等>
・タイヤ F, R:ホールショットM3
・ダンパー F:ヨコモ ハイフロンコートショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ10mm オイル−ヨコモ#350
R:ヨコモ 同ショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ4mm(後に6mm) オイル−ヨコモ#350
・モーター ヨコモ 11Tダブル
・ギア比 11.96:1 (スパー69T、ピニオン15T、48ピッチ)
・デフ 前後ともボールデフ
・キャンバー角 F:0度, R:0度
・トー角 F:0度, R:1度くらい?
・スキッド角 F: 8.5度, R:0度
・キャスター角(Cハブ) F:4度
・スタビ R:TA3用(赤)
まず曲がり具合の確認。相変わらずアンダーだが、先月のレースほどじゃない。
次にジャンプの練習。操縦台からだと踏切りが見えないので、ジャンプを横から見て。前回はあっちこっちへ吹っ飛んでいたが、今日はまともなジャンプ。
音もなく静かに着地したときは気持ちがいい。とりあえず飛べることがわかった。
大阪の方(名前を伺うのを忘れました)に、フロントのキャンバー変化量が小さいことをアドバイスしていただき、アッパーアームの取付位置を変更。
ややネガティブキャンバーにもした。
そしてその方に試走してもらった。まるで自分のマシンとは思えないようにスムーズに走っている。さすがうまい人は違うなあと関心しきり。
曲がり具合も問題ないし、ジャンプも飛びやすいとのこと。ちょっと自信が出てきた。
ただ、リアがひっかかり気味で突っ張るとのこと。これもキャンバーのせい。ドライブシャフトがやや長いので、あまりネガをつけるとシャフトが干渉してしまうのだ。
ちょっとだけネガ気味にして、最後の走行。あまり変化は感じられなかったが、ここの改善がこれからの課題になる。
写真1 写真2
<総括>
・フロントスキッドは良好。ギャップ走破性とても良。
・まだアンダーだが、キャンバー等の設定を変更すれば、なんとかなりそう。
<課題>
・リアのキャンバー設定の自由度を上げる。微妙に短いユニバーサルシャフト探し。
・ワンウェイを試したい。
・軽量化
・腕の向上。。。
2002.3.22 東京出張にマシンを持ってきた。フタバ産業でいくつかパーツを入手。今回の改造点は、
・リアのユニバーサルシャフトがきつい(長い)ことの対策・・・リアハブキャリアをヨコモ製から京商製(LA28)へ。
→スペーサ調整が可能になり、ネガティブキャンバーも問題なくつけられるようになった。
川崎のヒルトップサーキットへ行った。小田急線柿生駅から歩いた。遠かった。
<セッティングデータ等>
・タイヤ F, R:ホールショットM3
・ダンパー F:ヨコモ ハイフロンコートショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ11mm オイル−ヨコモ#350
R:ヨコモ 同ショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ6mm オイル−ヨコモ#300
・モーター ヨコモ 11Tダブル
・ギア比 11.96:1 (スパー69T、ピニオン15T、48ピッチ)
・デフ 前後ともボールデフ(のちにフロントワンウェイ装着)
・キャンバー角 F:1〜2度, R:2〜3度 →リア・アーム取付状況
・トー角 F:1度, R:1度くらい?
・スキッド角 F: 8.5度, R:0度
・キャスター角(Cハブ) F:4度
・スタビ なし
リアの挙動に注目したかったが、サーボセイバー(タミヤ・ハイトルク)の調子が悪く、1パック目はよくわからなかった。
サーボセイバーを京商製に変更。そしてフロントデフをワンウェイに交換してみた。
クロスのセンターワンウェイが全然手に入らないため。
駆動が軽くなった感じがし、確かに曲がりやすくなった。ツーリングのエボ2でワンウェイを試したときは、不自然な感じがいやだったのだが、
これはそんなことなかった。しかしジャンプに失敗したとき、マシンを見ると、フロントのドライブシャフトが片側曲がっていた。
ジャンプに失敗したせいだと思い、すぐに買ってきて新品に交換。軽快に走っていたが、今度はフロント両側のシャフトが曲がっていた。
これはフロントワンウェイのせいか? 原因がはっきりしなくて気持ち悪いが、これ以上走るわけにはいかないので撤収。結局2パックしか
走れなかった。
<総括>
・リアのキャンバー設定の自由度が上がり、挙動も良好になった。
・バギーでフロントワンウェイはやめた方がいいらしい。
<課題>
・センターワンウェイの入手
・フロントキャスター角変更
<その他>
・ヒルトップは噂通りバギーパーツがいっぱい。レーザー用のパーツも売ってて助かった。
2002.3.31 出張が延びたため、今週もサーキットへ。ヒルトップへ行きたかったが、にわか雨予報だったので、屋根のある谷田部アリーナへ。
牛久駅から緑が丘団地行きバスで。終点の緑が丘団地で降りたが、なんだか10年前と違う。たしか谷田部アリーナの前を通ってから終点だったと
思ったが。途端に不安になり、コンビニで地図を買った。どうやらバスのルートが微妙に変わったようだ。場所もわかったので歩いた。けっこう遠かった。
ライセンス登録しピットへ。日曜なのでさすがに人が多い。活気あるなあ。それにしてもあの大ジャンプは・・・。
話しに聞いてはいたけど、とても正気の物とは思えない。自分の頭より遥かに高いところを飛んでいく。よく壊れないなあ。。。
<セッティングデータ等>
・タイヤ F, R:ホールショットM3
・ダンパー F:ヨコモ ハイフロンコートショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ10mm オイル−ヨコモ#350
R:ヨコモ 同ショック スプリング−標準品(金色)、スペーサ8mm オイル−ヨコモ#200
・モーター ヨコモ 11Tダブル
・ギア比 11.96:1 (スパー69T、ピニオン15T、48ピッチ)
・デフ 前後ともボールデフ
・キャンバー角 F:2度, R:1度 →リア・アーム取付状況
・トー角 F:0度, R:1度くらい?
・スキッド角 F: 8.5度, R:0度
・キャスター角(Cハブ) F:7度
・スタビ なし
それにしてもジャンプだらけのコースだ。1パック目はおそるおそる様子を見て走らせた。特にあの超特大ジャンプはナメるのすら大変だった。
頂上からはまるでガケを転がり落ちるようだ。他のジャンプも難しい。他のジャンプも難しい。他のサーキットだったら大ジャンプと呼べるようなのばかり。
思い切って超特大ジャンプを飛んでみた。と、とどかない・・・。2つ目の山の頂上に腹打ち! リズムに乗れず他のジャンプもめちゃくちゃ。
はじめて加西で走った時を思い出した。とにかくこれは自分には場違いだと思い、いったん引き上げた。
来週はレースだし、ここでマシンを壊してもしょうがないから、もう帰った方がいいかなと思った。でも6000円払ったしもったいない。
1本目のバッテリーは、最初に買ったタミヤのニッケル水素3000。前回のヒルトップあたりから、パワー不足を感じるようになった。2本目は、手持ちで一番
パワーのある物で挑戦することにした。
超特大ジャンプ、飛べた!。ぎりぎりだけど。これを飛べると残りのジャンプもスムーズに飛べるようになった。バッテリーのパワーの重要さを感じた。
うまく走れるようになって、とても楽しくなった。外周ストレートエンドのカーブではアンダー出まくりだが、それ以外はよかった。
調子に乗って、操縦台下の3連?ジャンプでコースアウトしアスファルトに落下。
右フロント下側のキングピンがなくなっていた。スペアがない。ショップにも京商製品売ってない。しかもよく見るとドライブシャフトが曲がっていた。左側は
なんともないので、これはジャンプ失敗のせいだろう。
2パックしか走ってないけどこれで終了。他の人の走りを見ていた。
みんななんであんなに軽々ジャンプを飛べるんだろう。私のマシンはやっとことさ飛んでいる感じなのに。車重が重いせい?
<総括>
・高速コーナーでアンダー。キャスター角を増やしたせい? 4度で走っていないので違い分からず。
・バッテリーとモーターさえしっかりしていれば超特大ジャンプも飛べる。躊躇すると失敗する。
<課題>
・リアダンパーの動きが悪い。
・大幅な軽量化が必要。
・センターワンウェイ、未だ入手できず
<その他>
あのジャンプを飛べたことは大きな自信になった。
ピットにて