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 - 一般誌掲載記事

ネット広告進出
特許戦略など材料多数

インターキュー(9449・店)を見直したい。世界的なインターネット株波瀾の波に押され、株価は高値から大幅に下落した水準で底ばいが続いている。しかし、足元業績の高い変化率やドメイン取得ビジネスの好調、インターネット広告分野への進出、特許戦略など評価点は高い。ファイナンス(6月13日払い込みで公募32万株)後の需要悪化懸念はあるが、中期的に大きな活躍が期待できる銘柄といえよう。 

もっとも大きな注目点はネット広告分野への本格進出。同社は大手メールマガジン業者などと提携し、メールに広告を掲載するビジネスを子会社で展開している。メールはユーザーの手元に直接届けられるため、ユーザーの興味をあらかじめ絞り込んだ配信が可能で、費用効率も高い。ある調査期間の調べでは、メール広告市場は2005年までに73億円まで膨れ上がるとの試算もある期待の大きなビジネスだ。 

ドメインの取得代行ビジネスも好調。ドメインとはwww.kabusiki.co.jpなど、インターネット上の住所ともいえるもので同社は世界のドメインを管理している公式団体ICANNよりアジアで唯一の公式認可を取得している。同社の「お名前.com」サービスは開始わずか7ヶ月ですでに2万4000件の登録を獲得。「今度のネット拡大によって、加速度的な増加が見込まれる」(外資系アナリスト)という。

特許戦略では、同社が有する一部特許のライセンス供与を開始した。「データベースを基に個人の嗜(し)好にあう広告を出稿する技術や、広告を表示し続ける技術などの特許を有している」(会社側)といい、「今後増加する無料プロバイダーの大半が該当してしまう可能性もある」(準大手証券アナリスト)もの。今後はこうしたライセンス収入の増加も期待できそうだ。

足元業績も好調。第一・四半期(1〜3月)は売上高が14億900万円(前期比96%増)、経常利益が3億600万円(同2.1倍)と高い変化率を実現している。通常経常利益のアナリスト予想は12億〜16億前後と前期比倍増水準が予想されている。(せめぐ)

雑誌名: 株式新聞
掲載日: 2000年6月1日(朝刊)
ページ: 1面