旧ハイパーネット創業者の板倉氏
(元)社長復活 インターキュー顧問に

◇ネット接続サービスを提供するインターキユーの熊谷正寿社長は二十一日、九七年十二月に自己破産申請したネット広告会社ハイパーネットの元会長、板倉雄一郎氏(写真)を顧問として迎え入れると発表した。

板倉氏は独自開発したネット広告サービスで九○年代前半に急成長した日本のネットベンチャーの草分け的存在で、自らの体験と失敗を記した著書「社長失格」でも知られる。析からのネットプームで久しく埋もれていた人材が "復活"する形になった。

インターキユーはさらに、ハイパーネットのネット広告システム「ハイパーシステム」に関するすべての特許権、特許出願を買収することを決議した。ハイパーシステムは約二百の独自技術で構成。例えばネット接続時にプラウザー(閲覧ソフト)と別の窓を画面に表示し、利用者の層牲や好みに合わせたネット広告を自動配信するなどの機能を備える。その持術の革新性とユ二−クさに着目した米マイクロソフトが特許買収を打診したほどだ。

インターキユーは現在、プロバイダー(接続業者)からインターネット広告を中核としたメディア企業への脱皮を目指している。今後のネットビジネス拡大には板倉氏の経験やアイデアが欠かせないと判断した。

日経産業新聞 1999年12月22日 3面