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 - 新聞掲載記事
 

単語1つでサイト接続
中国系企業、日本で事業

中国系ベンチャー企業のアクセスポート(東京・港)とポータル(入り口)サイト大手のエキサイト(東京・渋谷)、伊藤忠商事、グローバルメディアオンライン(GMO)が提携、新しいインターネット検索サービスを十七日から始める。中国で普及している中国語検索サービスの日本語版を企業、個人に売り込んでいく。

家電、衣料など製品に続き、情報技術(IT)分野でも中国企業が日本市場開拓に動き出した。

四社は検索サービス「日本語キーワード」を共同で始める。利用者は最初に無料の専用ソフトをパソコンにインストールする。通常はアルファベットを入力するブラウザー上部の「アドレスバー」に、日本語で企業名や商品名、サービス名などを入力する。

アクセスポートの登録キーワードと一致すると該当するサイトがすぐに開き、利用者が見ることができる。一致しない場合は、エキサイトの画面に移行し、検索結果が表示される。

アドレスバーからではなくエキサイトの検索エンジンで検索した場合でも、結果一覧の最も目立つ最上位に表示される。「自動車」「パソコン」など一般名詞を入力すると、登録企業のサイトに直接リンクするサービスも提供する。

伊藤忠やドメインネーム登録最大手のGMOの営業網を使って、企業などへ登録を呼び掛ける。登録料金は固有名詞一語で年間三万円。複数の商品などを持つ大口顧客に対しては割引となるパック料金を適用する。

利用者にとってアルファベットや英数字で構成されるアドレスが分からなくても、新サービスで必要な情報を簡易に検索できる利点がある。

企業にとっては、市場に浸透している日本語のブランド名をそのまま検索語として使え、消費者を自社サイトに呼び込みやすくなる。

アクセスポートなどは新商品、新サービスの案内やネットを通じた販売、マーケティング活動に役立つと見て、自動車、電機、生活分野の消費財メーカーや飲食店など幅広い業種に売り込んでいく。初年度一万社、二万語の登録をめざす。

アクセスポートは、中国のインターチャイナネットワークソフトウエアと伊藤忠商事が二〇〇〇年八月に合弁で設立した。インターチャイナは中国語によるネット検索サービスで独自の技術、ノウハウを持つ。四千万―五千万人といわれる中国のネット人口の九割以上が同社のサービスを利用しているという。


媒体名 : 日経産業新聞
掲載日 : 2002年05月17日
ページ : 1面
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