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── GMOグループの広告メディア事業には「まぐクリック」「ふくびきドットコム」「メールイン」などさまざまなサービスがありますが、他社のサービスとの差別化ポイントは。
廣末 ただ自分の選んだジャンルの情報が来るだけでなく、プレゼントが当たったりくじが付いていたり、いろんな遊びの要素を設けることでユーザーのロイヤリティーを高めることです。
── 迷惑メールの問題点をどう見ていますか。
廣末 インターネットの世界では、相手が受信していいという許可を得てメールを送る、つまりパーミッションをとっているのが大前提ですが、それがないままに送られている。郵便ポストにチラシやダイレクトメールが山のように入っているようなものです。リアルのチラシは物理的な限界がありますが、デジタルデータは無尽蔵に送られてくる。それに伴って、サーバーがパンクして優良業者が広告として送るきちんとしたものが届かなかったり、24時間後に届いて広告としての役割を呆たせないなど、二次的な被害もあります。
── 迷惑メールと思われないためにはどうすればいいでしょうか。
楠 開封率が高いのは個人間メールですね。誰から来たものか分かるわけですから。当社の「ふくぴきドットコム」でいえば、「『ふくぴき』から来たメールだから開けてもいい、情報を見たい、ためになる」と思ってもらうことが大事です。開封率を上げるために件名を目立たせることもできますが他社もエスカレートしてきて一時的な効果にしかなりません。
── クライアントに対してガイドラインのようなものは設けていますか。
楠 文字数の制限はありますが、基本的に内容に関しては干渉しません。ただ、会社として信用されないとユーザーからアクションは期待できないので、連絡先は入れた方がいいですよとか、リンク先のサイトに会社概要がないと購入してらえませんよといったアドバイスはします。
真似できるところは既存のメディアも参考にすべき
── 開封率が高かったなど、成功した事例を紹介していただけますか。
楠 クリックレートが高いのはやはりインセンティプが大きいもの、あとはテキストメールやパックグランドの色を会社のイメージカラーと一致させるというやり方も効果的だと思います。
廣末 見込み客とリレーションシップをとりながらロイヤルカスタマーへと育成していくのは、リアルでもネットでも同じはずなんですね。それがネットだと会社の連絡先が記されていないとか、ユーザーサポートはメールでしか受け付けないといったことが行われています。
── 今後、広告メール事業者の優劣を分けるのはどんな要索でしようか。
廣末 最終的にはサービスの質になるんですが、スタッフの質、サポートの質、それにポリシーですね。売り上げだけでなく媒体としてのポリシーを持って運営しないと、クライアントにもユーザーにも見放されてしまいます。その両者にメリットをもたらせることが重要ですね。
楠 インターネットは今までなかったものなので、既存のメディアなどの真似をしてはいけないような風潮がありますよね。でも真似すべきところはした方がいい。見たいコンテンツがあるからクリックするのであって、クリックさせることが目的ではないですから。
廣末 ネットといっても特別なものではなく、コミュニケーションツールのひとつです。接触機会がひとつ増えたようなものです。ターゲットにリーチできる既存のメディアとミックスざせるのが、ネットの効果を最大化できる便い方ではないでしょうか。
GMOメディアアンドソリューションズが推奨する
ユーザーとの信頼関係を築くための5箇条
(1)ユーザーに不安感を持たれていないか?
=会社概要、適絡先、ユーザーデータの取り扱い方などについては積極的に公開する。
(2)ユーザーを飽きさせない、期待を裏切らない企画を実施しているか?
=サイトのオリジナリティを演出することが重要。
(3)ユーザーサポートはサイトの命!ユーザーを待たせていないか?
=あなたが逆の立場だったら…
(4)サイトを楽しく運営しているか?
=あなたの気持ちはサイトに現れる。気特ちのよいサイトはスタッフも生き生きしているもの。
(5)メールマガジンの内容は充実しているか?
=メールマガジンはユーザーとのコミュニケーションに欠かせない重要なツールだが、内容が伴わない場合は逆にユーザーにマイナスイメージを与えてしまう。
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