会報みちNo.50から

ゆうあいピック(東京大会)
ボーリングに参加して
 


 昭和63年5月に誕生した青年クラブの活動のひとつに翌年(平成元年)からボウリングを楽しむことが加わりました。京葉線千葉みなとと蘇我の間にあるヤングボウルを会場と決め,毎月一回のボウリングと昼食会が続いています。当初は重い大きなボールの扱いにとまどい独特な持ち方や,不思議な投げ方,促される迄ボールを手から離さない等,それぞれが思い思いのフォームではじまりましたが楽しい雰囲気でスタートしました。平成3年から,スペシァルオリンピックに参加し,月一回のボーリングは大きな大会参加へと目標がふくらみそれぞれの腕まえも着実に上がってきています。

  結果がすぐに出るボウリングは自閉症の青年達には理解しやすく,ストライクやスペアの度に沸く歓声は表情の乏しい彼らにつかの間のこぼれる笑顔を生み,その笑顔はスコアーの数字にも表われて,彼らをボウリング好きにしているようです。

 スペシァルオリンピックは平成5年にゆうあいピックと名称が変わり,参加費も無料となり,会場も40レーンほどのエビスのグランドボウルから年毎に増加する参加者に合わせて,今年は100レーン以上もある品川プリンスホテルのボウリングセンターでの開催となり目を見張る発展ぶりです。平成3年に始めて参加した時は130名でしたから,今年の参加者数250名を考えるとこれから更に盛んになり,毎月の練習の励みにもつながると思います。

 今年は6月4日(日)に開催されいつものメンバー4名が参加しました。4名はそれぞれのレーンに分かれて初対面の仲間やボランティアに囲まれ楽しいひとときを過しました。結果は,日頃の成果を出す子,わざと出さない子といろいろでしたが,いずれも一年に一度のこの行事に満足し帰路につきました。

 青年クラブ結成の大きな目的は大切な青年期に少しでも,充実した余暇を過して欲しいという願いからでした。ポウリングを楽しむ中で社会性を身につけやがて彼らだけで行動できる場面が増えるようにと考えましたが,彼らと一緒にボウリングをするうちに親達もすっかり楽しくなり,張りきって参加して早くも7年が経過してしまいました。その間参加者の出入りはいろいろありましたが,現在は常時5組の親子が参加しています。メンバーが広がってくれることを期待しています。是非参加していたださたいと思います。

 今年度の青年クラブの一泊旅行の時に,元気いっぱいの彼らに対し体力がどんどん低下していく親達の問題が大きくクローズアップされました。遅すぎた感もありますが,社会人になった彼らに親以外の方々や同世代の人々との交流を増やし,同時に体力低下の親達を支えてもらえる道はないかと,地区の療育キャンプに参加してくれた学生さんに声をかけたところ,青年クラブヘのボランティア活動も検討してくださるとのことでした。実現を心待ちにしているところです。いずれにしてもできる時にできるだけ親子共々楽しみを共有した経験は必ずや彼らの心の中にいつまでも暖かく残ってくれると思っています。

 (千葉市分会)  太田紀子

98/09/01 up