この意見書は,千葉県が「新世紀ちば5か年計画」(平成13年〜17年度)事業の重点的,戦略的な展開や新たな行政需要へ対応するため,平成14年度を中心とした「(仮称)今後の県政運営に係る重点施策」(案)を発表し,パブリックコメントを求めたものに対するものです。

「(仮称)今後の県政運営に係る重点施策」(案)はこちら。
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_hisyo/chiji/seisaku/index.html

 

堂本 暁子 千葉県知事 殿

千葉県企画部企画政策課 総合政策室 御中

千葉県健康福祉部障害福祉課長 殿

 

平成13123

日本自閉症協会 千葉県支部 支部長 古屋 道夫

日頃より、私たちの活動につきまして、ご指導ご援助いただいておりますこと厚くお礼申し上げます。

今回、下記の施策が発表されましたこと歓迎いたします。重点施策(案)に対するご意見を申し上げます。

予算審議が本格化する時期でもあり、ご高配下さいますようお願い申し上げます。

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平成13年11月15日  企画部企画政策課 総合政策室

 県では、最近の急激な経済社会情勢の変化や地方分権の進展を踏まえて、施策の重点的、戦略的な展開に向け、平成14年度の県政運営を中心として「(仮称)今後の県政運営に係る重点施策」(案)を取りまとめました。「(仮称)今後の県政運営に係る重点施策(案)」

 この重点施策(案)に対する皆様からのご意見を12月18日(火)まで募集しています。

 (中略)

<重点施策>

施策24 障害者福祉の充実

<戦略的・重点的施策展開>

T 自立と社会参加の促進を図るため、地域の中で普通の暮らしを支援する受け皿づくりとして、グループホーム等への支援や就労の場の整備及び相談センターなどの機能充実を図ります。(中略)

○強度行動障害特別処遇事業(障害福祉課)

強度行動障害を示す者について、県立施設袖ヶ浦福祉センター(知的障害者更生援護施設)に処遇体制を整え、適切な指導・訓練を実施します。

○自閉症・発達障害支援事業(障害福祉課)

自閉症・発達障害センター(仮称)を創設し、在宅の自閉症等の特有な発達障害を有する障害児(者)とその家族を対象として、相談、助言、療育支援、就労支援及び情報提供等を関係機関と連携の基に推進します。

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千葉県支部では下記要望書を千葉県知事殿に提出いたしました。上記の2項目の施策は、この要望の下記の部分の実現につながるもの期待しております。要望の趣旨をご理解いただく意味で要望書の前文を転載いたします。特に自閉症・発達障害センターの創設については、実施主体は都道府県、指定都市ですが国が半額、補助する事業であり、厚生労働省は創設に積極的であり、国会にも陳情いたしましが支援いただける状況にあります。自閉症に特化した施策の実現は私共の30年以上にわたる悲願であります。趣旨をご理解くださり、ぜひ実現致しますよう会員一同とともに衷心よりお願い申し上げます。2項目のほかの要望につきましても、ご検討ご協議させていただきまして近い将来、順次、実現することを願っております。

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