大井川鉄道訪問記
第9回<1999年4月9・10日>
その4
掲載 1999年4月23日


 

 17レで青部駅に戻り(12:29着)撮影場所を探しました。駅脇で撮るのも絵になるのですが、この構図はよく見かけるので、最初に見たカーブの地点で撮ることにしました。撮影場所も決まり、あとはSL101レが来るのを待つばかり。

 SLの通過時間が近くなると、青部駅周辺に人影がちらほら。どうやら撮影者のようです。でも、わたしのいる地点には誰も来ませんでした。
 さて、SL通過予定の12:59になりましたが、トンネルの向こうにライトどころか汽笛も聞こえません。SLは5分遅れるのはしょっちゅうなので、待っているとやって来ました。さくらのHMをつけたC5644です!

青部駅を出発した16001F
18.青部駅を出発した16001F
青部の桜とさくら号
19.青部の桜とさくら号

 

 C56率いるさくら号は、小気味よいドラフト音を響かせながら、あっという間に通り過ぎていきました。ちなみに編成は、C5644+スハフ42286+オハ4781+スハフ42184の青色編成でした。
 さて、折返しのSL102レまでは2時間もあるので、とりあえず続行の19レで千頭にいて見ることにしました。続行と言っても30分後ですけど。しばらく青部駅のホームで、桜を見ながらのんびり待ちました。
 19レで千頭に着いたのは13:40。まだC56は到着したままの状態で停まっていて、それからゆっくりと機廻し作業を見ることが出来ました。
桃と行ってしまったさくら号
20.行ってしまった…

 

機廻し中
21.機廻し中 (ビデオ画像より)

 

 折返しのSL102レは家山で撮ることにし、千頭14:28の急行3004レに乗りました。16002Fで乗り心地がよかったので、家山まで寝てしまいました。家山に15:00には着いて、SLが来るまで30分余り。午前中下見をしておいた、家山川が大井川に合流する側の地点へ行きました。すると、すっかり逆光になっていました。時間と光線のことまで頭が回ってませんでした。でも、鯉のぼりと桜とSLとが撮れるのはここだけだと思い、無理矢理?そこで撮りました。結果は案の定、とりあえず撮った…という写真になってしまいました。
家山桜と鯉のぼり
22.家山桜と鯉のぼり
 これで今日のSL撮影は終わり。まだ15:40なので、家山桜の所にある「さくら茶屋」に行って時間を潰すことにしました。心地よい風で花びらが舞うなか、手作りのこんにゃく(おでん)を食べました。いびつな形、ざらざらとした食感、味噌ダレとの絶妙な味…というか、懐かしい味とでも言うのでしょうか。おばちゃんは、あした(土曜)の為にこんにゃくを練りながらおしゃべり。わずかな時間でしたが、人の温かさに触れる事が出来ました。

 ところで、先程(15:57)目の前を312Fの金谷行きが走り抜けていきました。これは撮らなければと思い、金谷で折り返してくるのを待って撮りました。もう17時を過ぎていて、桜も夕陽で赤くなっていました。

家山桜と312F
23.家山桜と312F
 そして今日の宿、杉田屋へ行きました。家山川橋梁とは反対側の、駿遠橋(県道)の袂にありました。なるほど、天井も低く、部屋の区切りも障子1枚。年季が入った古さです。でもわたし1人泊まるには十分でした。

 

その5へつづく…

 

 



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