大井川本線車輛紹介
蒸気機関車
更新 2000年05月17日


 

大井川鉄道の主役ともいえる蒸気機関車。現在保存されているなかで営業運転に就ける車輛は5輛います。

 

C10形
C108
C10 8
(1999/10/17)
 元国鉄C10形で、昭和5年(1930年)川崎車両製。都市近郊用として作られた最初の近代型タンクです。
 宮古市で保存していたものを平成6年に譲り受けた。平成9年に車籍復活し営業運転に就いています。
 なお、C10形タンクはこの車輛しか残ってなく貴重な1両です。

C11形
C11227
C11 227
(1999/10/17)
 元国鉄C11形で、C10の改良形として大量生産されました。

C11227は、昭和17年(1942年)日本車両製。昭和56年に国鉄から譲り受けました。

C11312
C11 312
(1999/10/17)
C11312は昭和21年(1946年)日本車両製。
昭和63年にドライブインで静態保存されていたものを復活させたものです。

C12形
C12164
C12 164
(1999/10/17)
 元国鉄C12形で、昭和12年(1937年)日本車両製。C11などより小型です。
 昭和49年に静態保存になっていたのもを、昭和62年にトラストトレイン用として復活しました。日本ナショナルトラストの所有で、大井川鉄道で管理しています。

C56形
C5644
C56 44
(1999/10/17)
 元国鉄C56形で、昭和11年(1936年)三菱重工製。C12に炭水車をつけ長距離用としたテンダー機です。
 この車輛は戦時中にタイ方面に遠征し、終戦後はタイ国鉄の機関車735号として使用され、帰らぬ機関車となっていました。昭和54年に奇跡的に帰国し、大井川鉄道で整備され営業運転に就いています。なお、復活当初はタイ国鉄仕様で運転されていました。貴重な1両です。

 <参考文献>
大井川旅情(大井川鉄道株式会社)
鉄道ピクトリアル98年4月増刊号(鉄道図書刊行会)

 

もどる

 



mail

Copyright
20000517