ご承知の如く、フォルクスワ−ゲンは自動車設計の天才、故フェルディナンドポルシェ博士とその協力者により造り出されたユニ−クな経済車ですが、戦後前社長ノルドホフ博士の優れた指導のもとに、今日のような世界的商品となった車です。
あくまでも設計は1950〜1960年代ですので、その当時以上の精度、性能向上は無理なところも多々有り、現代の自動車の様な快適性等、高性能を望むことは非常に難しいことです。しかしアフタ−サ−ビス及びスペアパ−ツの供給には万全を期す所存ですので、万一御気付きの点がございます場合はお気軽に弊社までお知らせください。
お買い求め戴いたあなたのフォルクスワ−ゲンについて、出来るだけ早く十分な知識を得た上で自信を持ってドライブにお出掛け下さい。その為にはこの説明書を熟読して下さい。
さて、この説明書を充分お読みになれば、あなたはフォルクスワ−ゲンの取扱いが直ぐ解り、まったく安心してドライブなさる事ができます。
そして、VWサ−ビスの人々と早く顔見知りになって、大いにご利用ください。なにかにつけてあなたに役立つことが多々有る事とおもいます。
*この説明書に記載された備品やデ−タについては一般的例であり、また予告無く変更することもありますのでご了承ください。
発車前に……
*シ−トの位置を体に合わせて調節してください。
*ル−ムミラ−、左右ドアミラ−の位置は?
*ワイパ−はイグニィションスイッチを入れてから点検してみて下さい。
*各ドアは完全に閉まっていますか?
発車の直前に……
*後方をミラ−で確かめながらブレ−キのテストを行って下さい。
*ハンドブレ−キは完全に戻っていますか?
運転中……
*適切な車間距離をおとり下さい。
*右折、左折、車線変更等の場合には方向指示器をお忘れ無く。
*暗くなったら高速運転は止めましょう。
*夕方や夜間、霧、雪等では、ロ−ビ−ムで走行して下さい。
*万一故障した場合には、できるだけ早く車を道路際によせ、三角表示板を出しましょう。
*疲れを感じた時には無理をせずに休みましょう。
*常に他のドライバ−や歩行者の不注意を頭に入れ安全運転を致しましょう。
駐・停車をする時……
*ハンドブレ−キをお忘れ無く。特に坂道での駐・停車のときには、車が暴走しないように適切な処置をしましょう。
*盗難に備えて窓ガラスを閉めステアリングロックをし、ドアのロックも必ず掛けるようにしましょう。
後はドライバ−自身が次ぎの点に注意して安全運転を心掛けるだけです。
*注意深く慎重に……
*交通事故に気を付けて……
*スピ−ドと制動距離とを常に頭に入れ、適切な車間距離を保ってください。特に雨や雪、氷の上では滑りやすい事もお忘れなく。
*VWの専門メカニックによる定期点検をお受けになり常にお車を最高の状態にしておいて下さい。
どなたにでも直ぐ出来る「事故を未然に防ぐ法」−無責任な方なら忘れてしまいがちですが−
愛車にお乗りになる前に……
*タイヤの状態は? 空気圧は? *ウインドが汚れていませんか?
*ヘッドランプ、テ−ルランプ、方向指示器は汚れていませんか?
*各ライトの作動は正常ですか? ヘッドランプ、方向指示器、ブレ−キランプはイグニションスイッチが入っている時だけ点灯します。
バックギアには、車が完全に停止してからお入れ下さい。またバックギアに入れるには、ニュ−トラルでレバ−を押し下げ、左方向に動かして手前に引きます。
各ギアでの許容スピ−ドは、下表の様になります。スピ−ドは、70MPH以上出ますが設計が1950〜60年代の為スピ−ドの出し過ぎはボディ強度及び安全性に問題が有る可能性が有りますので必ず70MPH以下での走行をお勧めします。
ハンドブレ−キ
ハンドブレ−キを解除するには、レバ−を少し持ち上げぎみにしてレバ−先端のノブを押し込み、レバ−を下げます。
1速0〜15mPH
2速10〜35mPH
3速20〜55mPH
4速30〜70mPH〜
(注意)
10MPHは、約16Km/hです。
*エンジンをかける前に、シフトレバ−がニュ−トラルになっているかどうかを確かめてください。
気温が0℃以上の場合(1)
*スタ−タ−をまわしながらアクセルペダルをゆっくり踏み込んで下さい。
気温が0℃以下の場合(2)
*スタ−タ−をまわす前に、アクセルペダルを一度いっぱいに踏み込んで離して下さい。そうすれば自動チョ−クが働きます。
*クラッチペダルを踏み込みます。
*イグニッションスイッチを入れすぐに始動して下さい。
エンジンが暖まっている場合
*アクセルペダルを一杯に踏み込んで、スタ−タ−を回して下さい。踏み込んだり、離したりの「ポンプ」はいけません。
「ご注意」
*エンジンが始動したら、すぐにイグニッションスイッチをスタ−タ−の位置からONの位置まで戻して下さい。
*できるだけエンジンの暖機運転をするようにして下さい。すぐに出発してもかまいませんが、暖まらないうちに回転を上げ過ぎることは避けて下さい。
*エンジンが一度目で始動しない時、又は途中で止まったりした時には、イグニッションスイッチを一旦切ってからもう一度入れて下さい。イグニッションスイッチにはノンリピ−トロック装置が付いていて、エンジン回転中に誤ってスタ−タ−が作動し、損傷するのを防止しています。
運転方法−−−良くお読み下さい−−−
エンジン
リビルドエンジンまたはNewエンジンは直ぐに性能を発揮できますが、なぜ最初はその性能を充分に出すべきではないのでしょうか。
もちろん材質や組み立て作業、最新の製造工程により、エンジン部品の作動は高速回転にも絶えられますが、この期間に内部の摩擦により、エンジンの各可動部分のアタリがでます。そしてこのアタリ具合は最初の1000キロの間あなたがどんな運転をなさるかに非常に左右されます。
エンジンの回転やギアを変えてアタリをつけるようにして下さい。その時、以下の点にご注意下さい。
*ニュ−トラル及び各ギアに於いて、エンジンが冷えている時の高回転はお避け下さい。
*エンジンの回転を下げ過ぎることは、高回転の場合と同じ様にエンジンに対し悪影響を及ぼします。
*アクセルペダルを踏み込むだけで坂道を上るようなことは避けギアを1段または2段下げて上がるようにします。』
*過度のエンジンブレ−キは出来るだけ避けて下さい。
クラッチ
*発進時やギアチェンジの時には出来るだけ半クラッチにしないで下さい。
*ギアをチェンジする時はクラッチペダルを一杯に踏み込んで下さい。
*徐行時や曲がり角では半クラッチを使わずに、ギアを下げてください。
*決してクラッチペダルを左足の「休み場所」にはしないで下さい。
トランスミション
*ギアチェンジが終わってもシフトレバ−に手を掛けておくようなことは、フォ−クに力がかかりフォ−クの側面の磨耗を早める原因にもなりますので、お避け下さい。
*バックギアには車が完全に止まってから、シフトするようにして下さい。
ブレ−キ
*制動距離は車速の増加に比例し急激に長くなります。例えば、時速100キロでは時速50キロの場合の4倍も長くなります。
*スタ−トしたら直ぐに、後続車がないことをバックミラ−で確かめながら、フットブレ−キが正常に作動することをたしかめて下さい。
*ブレ−キは常に良いタイミングで適切にかけて下さい。やたら力一杯ブレ−キを踏み込み、ホイ−ルがロックしますと、制動距離が長くなります。
*ブレ−キライニングやパットに水がかかりますと摩擦係数が減るためききが悪くなります。とくにディスクブレ−キは大雨や洗車のとき、直ぐに濡れてしまいます。ブレ−キを使用すれば直ぐに乾きますが、僅かの間制動力は低下します。
*下り坂やS字カ−ブに入る前にギアを1段下げ、エンジンブレ−キをかけ、ブレ−キは非常時にのみ使用するようにします。ブレ−キを掛ける場合には、踏みっぱなしではなく、強く断続的にペダルを踏み、ブレ−キを掛けるほうが効果的です。
*ブレ−キライニングにも慣らし運転は必要です。この為最初の200キロまでは急ブレ−キ等を避けて下さい。又ライニングを交換した場合も同様です。
*ブレ−キライニングの磨耗は運転方法に非常に左右されます。市街地走行が多い場合、又過酷な運転をされる場合には、時々弊社サ−ビス工場で点検を受けて下さい。
*もし一方のブレ−キ回路に故障が生じた場合には、ペダルの踏み込みが増します。このような場合にはサ−ビス工場に車をお持ち下さい。ただし、ペダルを普段よりも強く踏み込む必要があり、制動距離も長くなりますので充分御注意下さい。
エンジンの始動が容易であるか、各電装品の作動は確実であるかどうかはバッテリ−の状態に左右されます。この為にもバッテリ−は定期的に点検するようお勧めします。
バッテリ−はリヤ−シ−トの下、またはエンジンフ−ド内に取り付けられています。
バッテリ−の点検および手入れ
*準備作業 リヤ−シ−トを持ち上げ取り外します。
*バッテリ−液は腐食性ですから、目に入れたり皮膚や衣服につけないよう御注意下さい。また塗装、内張、シ−トベルト等もバッテリ−液が付きますと破損しますので点検する際に外したバッテリ−のプラグは、必ずバッテリ−の上に置くようにしましょう。
*バッテリ−液は、マ−クまでなければいけません。
*レベルが低すぎる場合には、蒸留水のみ補充して下さい。液面が高すぎますと、液が漏れて損傷を起こしますので、必要以上に補充しないように御注意下さい。
*バッテリ−を点検する頻度は、運転条件とその時の季節によっても違います。
*日中ほとんど電流を使わずに長距離ドライブをすることが多い場合には、種々異なる条件の下で走行する場合よりも、頻繁に蒸留水を補充する必要があります。原則としてバッテリ−は、冬よりも夏に特に頻繁に点検して下さい。
*暑い地方のドライバ−で運転量の多い方は、少なくとも毎週1度はバッテリ−を点検する様お勧めします。
*バッテリ−端子およびケ−ブルタ−ミナルは常に綺麗にし、タ−ミナルグリ−スを塗布しておきます。
*ア−ス線はボディに確実に締め付けられていなければなりません。
バッテリ−の取り外し
(1)プラスタ−ミナルのカバ−を持ち上げます。
(2)両方のタ−ミナルを外してください。その際ショ−トを防ぐ為にもア−ス線を先に、つぎにプラス線を取り外すようにして下さい。
(3)バッテリ−固定用のクランプを外します。
*バッテリ−を取り付ける際には、最初にプラス線を、次にア−ス線を接続して下さい。その際、バッテリ−への接続を間違えないようにして下さい。
「ご注意」
*長期間車をご使用にならない場合には、バッテリ−を外しておき約4週間に一度は充電しないと自然放電し、極板に致命的な損傷を生ずる事があります。
*クイックチャ−ジをされるような場合には、必ず線は外しておきましょう。
*バッテリ−を接続しているか、クイックチャ−ジ装置に接続している場合にのみエンジンは始動出来ます。
*バッテリ−から線を外したまま運転すると電装品を損傷する原因となりますので、絶対に避けて下さい。
*バッテリ−は絶対にショ−トさせないようにして下さい。ショ−トするとバッテリ−の温度が急激に上り、破裂することがあります。さらに充電過程で、スパ−クが発生したガスに引火する事もあります。
フロントアクスルは年に1回、又は少なくとも30000キロごとに注油して下さい。
リチュ−ム基材のマルティパ−パスグリ−スのみをご使用下さい。
*注油する時には必ず車の前を持ち上げ、フロントアクスルの荷重を0にした状態で作業を実施してください。
*グリ−スニップル及びグリ−スガンのノズルを予め、入念に掃除します。
*ト−ションア−ムのシ−リングリングから新しいグリ−スが出始めるまで注油して下さい。
*タイヤやブレ−キホ−スにグリ−スが付着した場合には、直ぐに拭き取って下さい。
ドアヒンジは年1回、又は少なくとも10000キロ毎に注油して下さい。
ヒンジ上端のプラスッチック栓を小さなドライバ−で外し、円錐形のノズルを使ってヒンジ上端から注油します。
同時に、ドアの端の小さな穴からSAE 30のオイルをドアロックに注油します。溢れた余分なオイルやグリ−スは綺麗に拭き取っておきます。
ドアやフ−ドのロックが硬くなってスム−ズに使用できなくなったら、注油をして下さい。キ−に浸透性潤滑オイルを付け、ロックに差し込んで数回まわせばロックシリンダ−に注油できます。
ドアの端には、普通プラグで栓のしてある小さな注油口がありますので、ここからエンジンオイルを数滴注入します。ラッチとストライカ−プレ−トの摩擦面にも軽くグリ−スを塗布して下さい。
フ−ドロックにも同様に軽くグリ−スを塗布して下さい。
*路上で止まった時は、必ず道路端まで押し、三角表示板を出して下さい。
*牽引ロ−プを掛けるときは、フロントのアクスルビ−ム下側の部分にロ−プを
掛けてください。車高を下げてあるVWは、フロントスカ−トを損傷させる事があるので牽引する側のロ−プも出来るだけ低い位置のフックに掛けてください。牽引する車は、スタ−ト、ストップを極力ゆっくり行って下さい。
*アクセルワイヤ−が切れた時には、1〜2速のままでアイドリングを高めて走行し、修理工場又は安全な場所で修理して下さい。
*クラッチワイヤ−が切れた時にはエンジンを一旦止め、ギアを2速に入れてエンジンをスタ−トさせ、そのまま走行して下さい。信号待ち等ストップする時はブレ−キでエンストさせて、それを繰り返して修理工場又は、安全な場所で修理して下さい。
*充電系統不良の時は、カセット、ライト等を消して、エンジンを新品バッテリ−又はブ−スタ−ケ−ブルでスタ−トさせるか、押しがけをしてスタ−トさせ、これを繰り返しながら走行して修理工場又は安全な場所で修理して下さい。
*もしエンジンがオ−バ−ヒ−ト気味になってパワ−ダウンしてきたら、エンジンを止めてエンジンフ−ドを開けエンジンを冷やしてから再スタ−トして下さい。この時火傷に注意しながらオイルの量をチェックしてください。
この後必ず専門SHOPでエンジンの再チェックを受けて下さい。
VWは空冷エンジンなので、オイルは冷却の最も重要な役目を持っていますから必ず半年に1回又は、2000〜4000キロ毎に交換して下さい。交換はオイルが暖かいうちに行いドレンプラグを外すか、プラグのない場合は6ケ所のナットを暖めそのうち5ケ所を外します。マイナスドライバ−等をドレンプレ−トの片側に差し込んで外しオイルを抜きます。次にオイルストレ−ナ−を外し洗浄又は交換して下さい。ドレンプレ−トを取り付ける際は必ず新品のドレンガスケットを、使用して下さい。
オイル注入口はダイナモの右手にありオイル容量は約2.5Lです。オイルを入れたら必ず平らなところでオイル注入口下にあるレベルスティックを確認して下さい。上下2本のラインの間にあるようにして下さい。
次にトランスミッションオイルですがエンジンオイルと違い余り汚れないのですが、トランスミションの為に2年に1回又は15000〜20000キロ毎に交換して下さい。特にギアが入りにくい、ギア鳴りがする、ブ−ツ等からオイルのにじみがある場合、オイルの不足または劣化が考えられます。
ファンベルトは発電と同時にエンジン冷却ファンを動かす重要な役割を果たしておりますので、必ず定期的に張り具合をチェック及び調整することを心掛けて下さい。ベルトの中央部を指で押して9〜14oのたわみ量が適正です。
調整及び交換方法はジェネレ−タ−プ−リ−側面の溝に大きめのドライバ−を差し込み、プ−リ−が空回りしないよう固定しておいて、レンチでジェネレ−タ−プ−リ−のナットを緩めてください。外側のプ−リ−を外すと調整用ワッシャ−が何枚か入っており、これを減らせばたわみが減り、増やせばたわみが増えます。またこの状態でベルトの交換ができます。
プラグの交換はプラグコ−ドをはずし、反時計方向へゆるめプラグを外します。焼け具合の判断は薄茶から薄黒までは大丈夫です。真っ黒なのはガスが濃すぎるかエンジン本体に異常があることが考えられます。プラグの交換時期は半年に1回又は8000〜10000キロ毎が最適で、取り付ける時はプラグのネジ山を綺麗にし薄くオイルを塗り、手で回せるだけ締めてからプラグレンチで締め付けて下さい。
@バッテリ−系
*バッテリ−のプラス、マイナス端子と配線は、しっかり接続されているか、もう一度しっかり止める。
*バッテリ−が上がっていないか…上がっていれば充電、交換又はブ−スタ−ケ−ブルでつなぐ。
Aセルモ−タ−系
*バッテリ−プラス端子からスタ−タ−への配線に、外れ、切れはないか…しっかり止める。
*エンジンがオ−バ−ヒ−トしていないか…1時間程エンジンを冷やしてからもう一度かける。
押しがけにチャレンジする、ギアは2速、キ−はON、クラッチを踏んだまま車を押してスピ−ドが出たらクラッチをつなぐ。
Bイグニッションスイッチ系
*スイッチの配線が外れていないか…しっかり止める。
*スイッチからスタ−タ−への配線の外れ、切れはないか…しっかり止める。
Cその他
*エンジンオイルが多すぎないか…多すぎる場合キャブレタ−等から水が入った可能性があるためオイル交換してからもう一度エンジンをかけてみる。これでエンジンが始動した場合、エンジンを暖機運転してから、再度エンジンオイルを交換して下さい。
@フェ−ル系
*ガソリンは入っているか…ガソリンを入れる。
*フェ−ルフィルタ−にガソリンがきているか…フェ−ルラインのつまり、切れ、ポンプの点検交換をする。
*フェ−ルフィルタ−が詰まっていないか…洗浄又は交換をする。
*フェ−ルポンプが作動しているか…配線又はポンプ本体の点検又は交換をする。
Aエレクトリック系
*コイルの配線に外れはないか…しっかり差し込む。
*コイルの配線に切れはないか…応急処置としてとりあえず接続し、速やかに交換する。
*プラグコ−ドに外れはないか…しっかり差し込む。
*プラグコードに亀裂、漏電はないか…交換又はビニ−ルテ−プを巻き応急修理をする。
*コイルが異常に熱くなっていないか…交換をする。
*プラグがかぶっていないか…プラグの清掃又は交換をする。
*デストリビュ−タのストッパ−が締まっているか…元の位置で締める。
*デストリビュ−ターのキャップは締まっているか…しっかりと締める。
*簡単な修理ではないので、整備工場へ入れて下さい。
*ギアの選択はあっているか…正しいギアを選択する。
*アクセルペダルが全開になっているか…全開にしてみる。
*アクセルペダルが全開でキャブレタ−リンクは全開か…全開になるよう調整する。
*クラッチが滑っていないか…調整又はオ−バ−ホ−ルをする。
*プラグがかぶっていないか…清掃又は交換をする。
*プラグコ−ドが抜けかかっていないか…しっかり差し込む。
*プラグコードに亀裂、漏電はないか…交換又はビニ−ルテ−プを巻き応急修理をする。
*プラグは締まっているか…しっかり締める。
*オイルは規定量入っているか…オイルを入れる。
*デストリビュ−タのストッパ−ネジが締まっているか…元の位置で締める。
*良質のガソリンが入っているか…無鉛ハイオクを入れる。
*フェ−ルフィルタ−が詰まっていないか…洗浄又は交換をする。
*フェ−ルポンプは作動しているか…配線の点検又はポンプ本体の点検又は交換をする。
*フェ−ルホ−スからガソリンが漏れていないか…交換をする。
*オ−バ−ヒ−トしていないか…エンジンフ−ドを開けて冷やす。
症状 原因
*アイドリング不能 *夏場の道路渋滞中等の長時間のアイドリング
*アイドリング低下又はバラツキ *長時間の高速運転
*エンジンパワ−不足 *オイルの劣化又は不足
*エンジン再始動困難 *空ぶかしのしすぎ
*セルモ−タ−の回りが悪い *エンジン調整不良
*エンジンフ−ド内が異常高熱 *エンジンの無謀なチュ−ニング
*エンジンから異音発生
*直ちにエンジンを止めてエンジンフ−ドを開けて冷やす。出来ればオイル交換、もしくはオイル規定量チェックをし、足りない場合は補充する。
注意−1)エンジンに水等を掛けない。
2)エンジン、オイル及びその付近は高熱のため、火傷しない様に十分注意する。