構造には、どんな種類が有るの?
 家を建てる際のに悩む大きな一つはどのような構造にするかです。大きく分けて「在来工法」、「2×4工法」、「プレハブ工法」の3つが有ります。それぞれにメリットとデメリットが有り、家の形にも影響しますので良く考えましょう。また、建築会社はそれぞれが得意な工法を持っていますので尋ねてみましょう。
在来工法

 もっとも多く使われている工法です。筋交いと呼ばれるツッカエ棒により構造を支えます。和風の家を建てたい方には最適です。構造等は単純ですが設計者の経験や木材の材質等に影響されやすいのが難点です。日本の建材はこの工法を中心に作成されています。残念ながら手抜き工事の多い工法でも有ります。コスト面では優れていますので安くも出来ますが、高級な材料を使う事により最高級な建物にも用いられます。

2×4工法

 最近着工率が上がっている工法です。壁・床・天井とパネルで作成します。そのため強度があり、パネルで囲まれている事から気密性も高くなります。設計基準が定められていますので、設計者による差は出難くなっています。輸入建材にも対応しやすくなっています。大きな吹抜けや3階立てを作りやすい事も特徴になっています。構造的な規制が厳しいため、梁が天井から少し出っ張るような事も有る様です。コスト面では少し高くなります。

プレハブ工法

 大手建築メーカーが採用している工法です。ほとんどの場合は工場でおおまかに作られ、現場で組み合わせます。フリープランは作り難いようですが、各メーカーで多くのプランが用意されています。熱を通しやすい鉄を主要構造に使うため寒冷地では人気が無いようです。価格は高めです。