お金の準備はどうすれば良いのでしょう?
 建物を建てるにはとってもお金が必要ですね。さて、どのようにして用意をすれば良いのでしょう。建物だけであればともかく、土地も一緒に購入となると3000万を超える事も少なく有りません。

 お金の準備には大きく分けて次の5つにわける事が出来ます。

貯金を使う。

 最初の資金はやはりこれですね。特に、契約時等に有る程度必要になります。約100万円程は用意された方が良いでしょう。融資をごまかしてこの分を作る事も有りますが、工務店等との打合せが必要です。

親にもらう。

 金額が大きいので、親に一部を支払ってもらう方はけっして少なく有りません。ただし、まともに支払ってしまうと贈与税がかかってしまいます。1500万円での場合500万円にもなってしまいます。でも、お国も住宅取得には考慮しているらしくて贈与税の一部控除が認められています。といいましても、1500万円で150万円程の贈与税は必要になります。また、この控除制度を使用するには建物の制限がありますので注意が必要です。

知り合いに借りる。

 知り合いと申しましても友達からと言うわけには行かないと思いますので、やはり親からの融資となりますでしょうか。これには贈与税が必要無い。といいましても、きちんと返済している証拠を残さないと贈与税とみなされてしまう可能性も有るので注意が必要です。

「民間融資」を使用する。

 民間融資と言いましても、サラ金等では無く、ほとんどの場合は銀行融資となります。最近は公庫よりも金利が低いので使用する方も少なく有りません。また、民間融資の場合には建築途中の検査が無いため違法建築になってしまう建物の場合にも使用されてりしています。

 しかし、民間融資の場合には突然融資をやめるなんて言い出す事も有るのでお金が支払われるまで油断は出来ません。

「公的融資」を使用する。

 比較的安心な融資とも言えるでしょう。種類も多く上手に利用する事をお薦めします。

 一番有名なのは「住宅金融公庫融資」でしょう。金額も大きく、借入条件も比較的緩くなっています。また、種類も多く、マイホーム・マンション・建て売り・中古住宅・分譲住宅・リフォーム・別荘など、使用目的によって分かれます。建物だけでゃなく、土地についての借入も出来ます。

 次に「年金住宅融資」でしょうか。ほとんどのばあい、公庫の不足分を年金で穴埋めすると言う使われ方をします。これは年金に3年以上加入している人が使用出来ます。10年以上加入していると融資金額等が増えると言うメリットが有ります。

 「財形住宅融資」は会社勤めの方にが使用する事が出来ます。メリットは財形住宅貯蓄は貯蓄残高550万円まで利息が非課税になります。一般財形貯蓄が20%の分離課税に比べると有利になっています。また、最高金額も貯蓄額の10倍か4000万円までと大きくなっています。

 「自治体融資」はそれぞれの自治体によって種類は様々です。ほとんどの場合、今住んでいるか勤めている場合に利用する事が出来ます。金額は多く借りられませんが、担保が必要無い・金利が安い等のメリットも多く有ります。そのため割安感は少なく有りません。