内容は１６歳直前ということもあり、それほど強引な露出はなく、素材としてのありのままの良さで素直に勝負しているところがよい。はにかむ感じの表情はまだまだ幼さが残っていて、変に芝居がかったところがないのもいい。

前半の水着のシーンなどは、ソフトでありながらなぜか印象に残る、という意味でも、またイメージシーンの作り方にしても、酒井若菜の初期作品を思い出させるものがある。ただ別の言い方をすればあまりにありきたりすぎて特徴のない演出、ということになる。

圧巻は後半の、セーラー服から下着まがいのビキニ、室内でもちょっとアダルトな雰囲気で下着っぽいコスチューム、という２チャプター。どちらも露骨にパーツを狙うのではないところが逆に彼女の今の良さを出せている。

ソフト的には平均点をクリアしているので、着エロを求めず、ルックスが好みならば買って損のない仕上がりといってよいだろう。