中身はいわゆる主観系・癒し系的な雰囲気で、シチュエーションごとに異なるコスプレで独白数分、その後イメージシーン数分、で１セット。これを水着、保母さん、キャミソールなどなどとコスチュームを替えて続けていくという感じ。

いちおう服装と独白をかみ合わせようとしているのだろうが、何しろセットが貧相なのと、お世辞にも演技派とは言えない彼女の台詞回しとが相まって、その部分に関してはあまり成功しているとは言い難い。

ただ、基本的に徹底してカメラ目線で押しまくるところはなかなか良く、アップと引き気味の映像をうまく組み合わせたカメラワークもまずまず。露出はほどほどでありながら、表情のかわいらしさとうまく組み合わせることで彼女の今の良さを引き出せている。

３０分近いメイキングは、本編撮影の横からカメラ目線でない彼女を追っている内容が中心。サービス度は意外とこちらの方があるかもしれない。トータルでみると、過去のベスト作品を上回るほどではないが、もともと、単なる若さでも単なる過激度でもない部分にある彼女の魅力はしっかり押さえている仕上がりになっている。