いちおう、春夏秋冬の４つのパートにわかれているのだが、なんとも安っぽいセットで、背景は基本的に薄暗いものがほとんど。カメラワークも今ひとつさえないままで、クリアでビビッドなアイドルイメージソフトの王道からはかなりかけ離れている。

コスチュームも多いのは結構だが、基本的に立って歩き回るだけなので、変化に乏しい。３０種類もあると選ぶ方も大変なのだと思うが、水着、制服などはともかく、弓道、巫女さん、どうみてもただの普段着みたいなものなどでなんとか間に合わせたという感じもある。ただ、２枚目のコスチューム、特に特典映像のものなどは、まさに珍品、という感じで、その意味ではかなり貴重かもしれない。

そんな中、救いになっているのが小倉優子本人のコンディションの良さで、元気いっぱい、魅力を振りまいているのがいい。それからカメラ目線もかなり多く、貧相な構成を割り引いてもファンには十分楽しめる内容。