露出度などの面では、他の作品の方が上で、この作品では実におとなしめの制服、水着、スク水、ブルマ、普段着の彼女が、教室、通学路、プール、自分の部屋、といったシチュエーションでイメージシーンとインタビュー、というごく普通の構成。現在では着エロまがいの路線の作品も多い「美少女ソナタ」だが、この作品ではそうした要素はほとんどないし、サービスショットもごくわずか。

しかしその、下世話な雰囲気をみじんも感じさせないところが、彼女のよさだったりもする。最近の現役高校生ものなどではまず見られない、凛とした清楚なかわいらしさ、パーツを過度に露出する必要性を感じさせない美しさ、それが彼女を「最後の」とか「最強の」、お菓子系と言いたくなる理由だと思う。そのことがよくわかる作品だ。