メインキャラのヨロス（チョン・ウソン）の両刃の槍の殺陣の、実に激しく華麗なこと！しかし、それだけではない。待ち伏せの集団戦闘シーン、森の中で忍者のごとく敵部隊を殲滅するシーン、そして追いつめられた小人数の一行と、年寄り女子供の難民集団が、どうやって精強な蒙古騎馬軍団と戦うのか。これがすごい…。一番かっこいいのは弓を使う民兵の頭？こいつはレゴラスよりもかっこいいぞ。しかししかし、芙蓉姫のチャン・ツィイーが、高慢なわがまま娘を実にピッタンコに演じているんだよね。これは地か？「初恋のきた道」のあの娘は何処へ行ってしまったんだー。

武士道は日本だけのものじゃない。いや、日本の武士道は「ラスト・サムライ」の時代に死に絶えてしまったのだ。韓国映画恐るべし。（日本が中国と合作映画作ると、規模は大きいが映画は面白くないのが常なのだよね）