よくある綺麗事の映像美中心とした映画とは、かなり違って人肉に弾が当る出血に痛み、硝煙の匂いまで感じそうな、リアリズムまで描いています。
冒頭の銃陸シーンから目が背けたくなる強烈なシーンの連続で始まります。ま、普通に考えてあれが普通の映像でしょう。そのリアルさに圧倒されます。
実際、各国の戦争や紛争でも、このような事やっていると思うと、ぞっとします。

ストーリー面では司令部の安易な救出命令の為に、部隊を危険にさらす矛盾「たった１人の救出の為に・・・」それに向き合う隊長と隊員・・・。
この映画を最後まで見て「リンカーンのくそったれ！」と、言いたくなる位です。

映像、内容ともに凄すぎる作品。
しかし、今までのバージョンではサウンドがドルビーデジタル５.１CHしかない為、大砲や迫撃砲が付近に着弾時の超重低音や、金属どうしが当たる高い金属音や、銃のやっきょの渇いた音まで再現出来ていなかった。今バージョンではDTSが付いています。更に実際の戦場のリアリティーなサウンドまで期待できます。
それと今バージョンでは日本語吹き替えがありませんからご注意ください。
この映画の吹き替えもしっかりしていますので通常版と両方も持っていても損は無いと思います。