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ブラウン・バニー

賛否両論、私はどちらかといえば賛かな

映画が始まると、一人の男が出てくる。どうやらこの主人公はバイクレーサーらしい。男はレース参戦のため、アメリカ大陸を横断するように移動して行くが、カメラはただそれを淡々と追って行くだけ。セリフもほとんど無く、説明的なシーンもまったく無い。観客には、この主人公にはデイジーという女がいること、そして、どうやら何かに悩んでいるらしい、ということだけが、彼の表情やわずかなセリフ、そして挿入歌の歌詞からわかるのみ...。
主人公はウジウジしたまんま。ほぼ最後までドラマチックな展開ナシ。しかも、画面のほとんどが彼の運転する車からの風景と、彼の横顔だけという徹底ぶり。

「いったいこの男は何に悩み、混乱しているのだろうか?」 たったこれだけの謎で、全編90分間のうち、80分間近くを引っ張る。この映画には賛否両論どころか、大バッシングか絶賛かの両極の評があることを知ってはいましたが、 美しい構図の映像も、少々退屈な途中までも、勿論、あのラブシーンも、まぁ、すごいし、あのラストを見ても、なんか女々しくて、なんだかなぁと思ったんですよ。でも、時間が経過するにつれて、タイトルの意味なんかがグサリときたね...。



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