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デブラ・ウィンガーを探して

女というもの。

はっきり言って最初は全く興味を惹かれなった。
ただ、題名にもある、デブラ・ウィンガーの現在と、監督の言っていた、この映画を撮るきっかけとなった疑問に共感するところがあり、見てみることにした。

ハリウッドという別世界にいて、ハリウッド女優という、特別な仕事をしている人たちの話は所詮、自分のような庶民には分かりえないだろうというのが、興味がもてなかったそもそもの理由だったが、見終わってみたら以外にも、抱えている悩み、思いは、仕事と言うより、女であるが故の悩みが多く、自分が日ごろ感じている事が、実は同じなのだなと思ったのが最初の感想です。
 
 その中で私が特に印象に残ったのは、ロビン・ライト・ペンの、良い役のオファーがあったのに、子供のために諦めなければいけなかった。その事に対して後悔はしていないけど、そこで子供を本当に愛しているからこその葛藤が生じる。ただ、「惜しいことをした」といつまでも思う。と言った事が、女の気持ちの的を得ているなと思った。

 それは、女であるからこその気持ちではないか、と思う。生きていく中で、誰しもいくつかの決断をして、そのことに対して、本当に後悔はしていないけど、「惜しいことをした」と思う。それは、誰にも言う事の出来ない本心ではないか。

 どんなに悲しい結末でも、決断しなければいけない時が、人生にはある。

 だから、女の人は歳を重ねるごとに、美しいのではないか?
女優であれ、母であれ、妻であれ、「女」という職業を生きていかなければならないのではないかな。

 全ての女優達に共感できるわけではないにしろ、何かしらの共通点は、見つけられる映画ではないかなと思います。



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