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24 -TWENTY FOUR- vol.1

この企画そのものが素晴らしい

言わずと知れた24時間ドラマ。
ある日の午前0時から始まり、次の0時まで
リアルタイムで展開されていく。

DVDは12本。一話あたりは実質45分程度なので
実時間とはあまりシンクロせず、意外と早く一話が終わる。

午前8時ぐらいまでの流れは非常にテンションが高く、
この勢いが本当にあと16時間も続くのかと心配になるほど。

最初から一気に多数の登場人物が出てくる上に、
3ヶ所ぐらいで別々に物語が進むので
追いついていくのが非常に大変。
さらには人間関係によって、ファーストネームとファミリーネームが
呼び分けられてるので、最初の2時間ぐらいはかなり辛い。

しかしそれがわかってくるとグッと引き込まれる。

吹き替えも完璧で、声に違和感があるキャラはいなかった。

ただ、中盤あたりから、勝手な行動を取る人物が妙に増えるのは
24時間なんとか迫力を持たせるための手段か。
なぜわざわざ騒ぎを大きくするような行動を取るのか、
納得できない人物が何人もいる。

特に主人公は最後まで単独で行動しようとするマイペース派。

周りと協調したり騒ぎを抑える努力をしないので
それがますます状況を悪化させているようにも感じる。
娘も同様で、もっと頭のいい行動をして欲しい。

一番最悪なのは主人公の妻だ。
やたらと感情的で、ことあるごとに間違った判断をする。
終始イライラさせられた人物だ。

こういったキャラによってストレスを感じ、中盤は結構ダレてしまった。

一応、最後までは観たが
できれば全員がトニーやニーナぐらい、納得できる行動を取ってくれれば
もっと感情移入できただろう。

とはいえ、一日分のストーリーを
合計24時間で作り上げたという大胆な企画は
非常に評価できるものだと思う。



安永航一郎   ホーム