この映画は人との付き合いを教えてくれる。特に、コーチングのいい勉強になる。

　ラッセル・クロウははじめフツーだったが、ストーリーが佳境にはいるにつけそのカリスマ性をあらわにする。軍医や見習将校もいい味を出している。ラッセルとは正反対の役を置くことで、いいハーモニーができあがっている。

　キャプテンは軍医との2重奏や晩餐など、楽しむところは楽しみ、仕切るところは仕切る。リーダーの1タイプを見せられた気がした。そして何ごとも「余裕」が必要。

　長くて割と地味（女性が一人も出てこない！）だが、歴史好きにはいいかも。