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X-MEN2

おもしろい!!

アメコミ原作の映画も色々ありますが、その中では一番好きな作品です。しかも前作よりも面白くなっているので、成功した続編といえるのではないでしょうか。
 前作から引き続いて登場しているウルヴァリン、ストーム、ジーン、サイクロプスといったX−MEN達はもちろんのこと、マグニート率いる悪役集団も変わらない魅力を出していますし、今作から新たに加わった瞬間移動能力者のナイトクロウラーや、悪役のもう一つの勢力として登場した軍事化学者達の存在もなかなか良いのではないでしょうか。
 ただ、若いて言うならば、ちょっとキャラクターの数が多くなりすぎているような気がします。もちろん、アメコミ系の映画にしてはかなりストーリーが複雑なので、ある程度の人数が必要なのはわかりますが、それを考慮に入れたとしてもやはり多すぎます。実際、本作では、前作であれほど活躍したサイクロプスの影がものすごく薄くなっています。目から光線を出すシーンも二回ほどしかなかったような気がしますし、その場面もごく短いシーンでした。しかも、前作ではまだそれほど目だった活躍をしなかったミュータントの子供達までが本作ではそれなりに活躍しているので、全体的にちょっとごちゃごちゃしていてまとまりがつかなくなっているような印象を受けます。
 ラストシーンでは、明かに第三作目を意識した終わり方をしたので、恐らく三作目も作られると思いますが、雪だるま式に増えていく登場人物を次回作ではどのように扱うのか楽しみにしながらも、少し心配です。


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