「もののけ姫」はこうして生まれた。
春夏秋冬・・・書きつづけること
春が来て、ただひたすらに机に向かい絵を書く 夏が来て、ただひたすらに机に向かい絵を書く 秋が来て、ただひたすらに机に向かい絵を書く 冬が来て、ただひたすらに机に向かい絵を書くずっと、絵を書きつづける宮崎駿さん。 絵コンテ、動きのチェック、着色、声優さんへの演出、音楽まで、全部まるごと宮崎駿さん関わっています。 スタジオジブリの中で彼ほど、絵を書いて、仕事をしている人はいないのではないでしょうか? もののけ姫を通じて宮崎駿さんの仕事の仕方が紹介されています。 コツコツと仕事をしている人たちに勇気を与える作品だと思います。 宮崎さんの観察力のするどさ、生き物を見るときに構造からとらえる目、動きもリアルな予備動作を監察する目、そしてアニメならではの目の錯覚を利用したリアルに見える演出法・・・ 宮崎さんの後輩への指導法など参考になる点も多い。ダメ出しをしてもきちんと理由を説明する姿がいいです。なぜがキチンと言葉で説明できるのです。 物作りをしている人たちすべてにお薦めな作品です。 6時間40分後「もののけ姫」をもう一度見よう!そう強く思いました。 |