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プロボックスの名前の由来
英語のプロフェッショナル(Professional)のための箱(box)の造語。

エクステリア
かつては乗用ワゴンモデルをベースに開発されていたライトバンですが、
このプロボックスは営業車メインで開発されいるモデルです。
(一応5ナンバーワゴンモデルもあります)
余計な装飾一切無しのシンプルエクステリアデザインは、まさに機能美といった感じです。
それでは細かく見ていきましょう。

リア・サイドスタイル

proboxの名が物語るように、箱のように四角いボディ。
フロントマスク

ハイエースやタウンエースに共通する、
無難でシンプルなデザインです。

奇抜なデザインな、日産のADやNV200とは対象的です。
(両社の商用車に対する考え方の違いでしょう)
ヘッドライト

マルチリフレクター式ヘッドライト。
兄弟車サクシードとは微妙に形状が異なります。
法改正により、光軸のマニュアルレベリング機能が付いています。
バンパーコーナー

バンパーコーナー補修を考えてか、別体式・未塗装となっています。
『バンは黙って未塗装バンパー』です。
センターバンパー

バンパーは分割されており、中央はカラード化されています。
ちなみに、この中央部分は樹脂ではなく鉄製です。
リーンホースメントがむき出しになっているんですね。
フロントフェンダー

フロントフェンダーが、タイヤハウスの前方下側まで周りこんでいます。
兄弟車のサクシードは一般的な車のように、
バンパーがタイヤハウス部まで延長されています。
リアデザイン

他メーカモデルですと、乗用モデルがベースの為
ガーニッシュやら一部ランプが取り外され
リア周りのデザイン処理にチグハグ感があったりしますが、
プロボックスは専用設計の為スッキリしています。
リアコンビランプ

縦長のリアコンビランプ。
サクシードとはデザイン形状が異なります。
リア間欠ワイパー・リアエンブレム

DXグレードの場合、リアワイパーは
時間調整式フロントワイパーとセットでメーカーオプションです。

また、100系カロバン(後期)時代にはステッカーであった
トヨタマークは全グレード、エンブレム化されています。
バルブ式ハイマウントストップランプ

初期のころはオプション品でしたが、
小変更により現在は全車標準装備化されています。
環境対応車

2010年6月の小変更以降のモデルの為、
いわゆるエコカー減税に対応しています。
グレードステッカー

グレード表記はステッカーです。
なお、"コンフォートパッケージ"を示す表記はありません。
最大積載量

最大積載量はカロバンと同じ400kg積み。
リモコンドアミラー

2010年6月の小変更で、
プロボックス全車に標準装備化されました。

電動格納機能はGLに標準(GLはカラードミラー)、
DX"コンフォートパッケージ"にメーカーオプション設定。
アンテナ

アンテナは一般的なピラー装着タイプ。
ワイパー・ウォッシャー

ブレード形状は一般的なトーナメント式。
ウォッシャーノズルは拡散式をボンネット上に2個装備。
ドアハンドル

未塗装グリップ式のドアハンドル。
以前は全車未塗装でしたが、
小変更によりGLグレードはカラード化されます。
ドアサッシ

ドアサッシはブラックアウト化されず、ボディー同色です。
※GLはブラックアウト化されます。
UVカット

すべてのウインドウに、UVカットグリーンガラスを採用しています。
給油口

給油キャップは小変更により
脱落防止用のコードが付いてます。
サイドウインカー

サイドウインカーはフェンダーに装着。
フロントタイヤ

タイヤサイズは、165R13LT-6PR。ホイールは13×5J。
サス形状は一般的なストラット式コイルスプリング。
ブレーキはベンチレーテッドディスク。
EBD付ABSを全車標準装備(レスオプション有)。
※EBD【電子制動力配分制御】:Electronic Brake force Distribution
リアタイヤ

タイヤサイズは、フロント同様の165R13LT-6PR。
ブレーキはリーディングトレーリング式ドラム。
バンモデルのホイールは、全車スチールホイールとなります。
※GLはオプションで、フルキャップ化されます。
リアサスペンション

リアサスは板バネではなく、
コイル式(トレーリングリンク車軸式コイルスプリング)を採用。
また、フロント・リア共にスタビライザーを標準装備しています。
リアマフラー

マフラーは下出しタイプ。
スペアタイヤは車両装着同サイズが吊り下げ式で装備されます。
エンジン

エンジンはトヨタ主力の1NZ-FE型。1500cc
家のE104Gカロゴンに搭載されている5E-FEの後継エンジンです。
変更前モデルではエンジンヘッドカバーのトヨタマークと
VVT-iの文字がシルバー塗装されていましたが、
いつの間にか、コストダウンで未塗装となっています。
ヘッドランプ

法改正により、マニュアルレベリング機能が付いています。
また、電球類の交換はすべてランプ裏側から行えます。

※カロバンはコーナーランプ球・サイドウインカー球交換時に
  コーナーランプユニットを取り外す必要がありました。
コーションプレート

PLANTの項目欄に『K21』とあります。
家のE104Gカロゴン同様に、『ダイハツ工業京都工場』製です。
バックブザー

販売店オプションのバックブザー。
夜間消音式(ライト連動)です。


インテリア
プロボックスは初代Vitz系のプラットフォームを流用しています。
その為、各レバーやスイッチ類のVitzの面影を残しています。
カロバンに比べると格段に広く、視界も良好になりましたが、
椅子に座っているような着座姿勢は、
まるで車を運転しているよりかは、会社のデスクがそのまま移動しているかのような印象を受けます。
メーターパネル

常時発光式のメータパネル。
視認性に優れる大型メータです(タコメーターは無し)。
距離計、燃料計は液晶表示。水温計は警告ランプ化されています。
ステアリング

エアバック標準装備のステアリング。
また、チルトステアリング機構も装備しています。
ワイパースイッチレバー

DXグレードの場合、リアワイパーと
時間調整式フロントワイパーはセットでメーカーオプションです。
ワイドフリーラック(運転席側)

運転席足元にも小物入れがあります。
バンモデルらしく、かなり収納容量があります。
運転席右側スイッチ類

カードホルダーに光軸調整スイッチ、
コインホルダー、ミラー鏡面調整にペンホルダーが並びます。

会社で運行日誌の記入が義務付けられているので、
ペンホルダーは便利です。※カロバン時代にはありませんでした。
ちなみにオプションのフォグランプを装着すると、
ペンホルダーが非装着となりますのでご注意を。
パワーウインドウ

助手席の写真ではありません。運転席側の写真です。
運転席のみに、パワーウインドウが装着されています。
素のDXグレードは手動ウインドウ。
DX"コンフォートパッケージ"は、運転席のみPW化されます。
GLグレード、CNG車は前席(運転席・助手席)がPW化されます。
※ワゴンモデルでは後席PWもあります。
カーナビ

後付のカーナビです。
格安SDカードナビで、情報量はやや劣るものの
検索やリルートが非常に早いです。
マニュアルエアコン

操作性に優れるダイヤル式です。
ベースとなっている初代ヴィッツのイメージが残ります。

ちなみにDXグレードに限り、
エアコンレスオプション(-13万円)があります。
大型灰皿

最近は灰皿が装備されないモデルも多く、
装備されていても隅の方に小さなものが付いてる事が多いですが、
プロボックスの場合はインパネの一等地に大型の物が装備されます。
カロバン時代よりも格段に大きくなっています。
インパネテーブル

結構便利な、引き出し式のインパネテーブル。
カタログではモバイルパソコン等が置かれていますが、
もっぱら時間が無い時に 車内で昼食を食べる際の
サンドイッチや飲物置き場になっています。
パソコン等を置く場合は、気持ちもう少し大きいと便利かと。
センターボックス

キー付きのセンターボックス。
センターボックス

センターボックス内は2段になっており、
1段目には説明書や車検証類をいれてあります。
2段目にはETC車載器のユニットを設置してあります。
カップホルダー・コンソールポケット

シフトレバー手前にカップホルダー×2個と
小物入れスペース及び、
コンビニの袋をゴミ箱代わりに使う時に便利な
通称コンビニフックを装備しています。
カップホルダー・コンソールポケット

カップホルダーは可動式で、
手前に倒す事で小物入れスペースを拡大できます。
スーパーインテリジェント4速オートマチック(Super ECT)

カロバン時代は、ディーゼル車及び4WD車以外は
3ATでありましたが、プロボックスはOD付きの全車4AT化されました。
A4バインダー立て

運転席と助手席の間にあるA4のバインダー立てです。
後部には後席用のカップホルダーとして使えるスペースがあります。
前席シート

バンモデルは、ヘッドレスト一体型のシート形状です。
WILコンセプトに基づき
低速で後方から衝突された際に、
頸部への衝撃を緩和するシート構造を前列席に採用
しています。
ハイトアジャスター

ミラーの鏡面リモコン調節や、
チルトステアリング機能同様に
営業車は不特定多数の人が運転する機会が非常に多いため、
こういった装備があると助かります。
アジャスタブルシートベルトアンカー

全車に標準装備しています。
スピーカー

インパネ上部に装備しています。
プロボックスの場合、スピーカーを社外品に交換する際、
スピーカが上蓋に干渉する為、
蓋を一部削る等の加工が必要な場合があります。

初期は1スピーカモデルもありましたが、
現行はすべて2スピーカーです。
助手席エアバック

標準装備されています。
しかし、バンモデルのDXグレード車とCNG車には
レスオプション(-18万円)が設定されています。
その場合はアッパートレイ化されます。
ワイドフリーラック(助手席側)

助手席側には、更に大容量の収納スペースがあります。
販売店オプションで、蓋を装着できます。
ルームランプ

カロバンの頃は室内中央(前席と後席の間)にありましたが、
プロボックスはフロント(前席)へ移動しています。
この位置にあると操作性は良好ですが、
後席足元が暗くて見えづらい事があります。
ルームミラー

カロバンの頃はDXグレード車に防眩機能がありませんでしたが、
プロボックスは全車標準装備しています。
カードホルダー

運転席側サンバイザー裏側にカードホルダー×3枚分を装備。
後方視界

カロバン時代に比べて
安全性能確保の為、各ピラー類が太くなりましたが
概ね良好な後方視界。
運転席側ドア

運転席のみパワーウインドウを装備。
ドアにも大型のドアポケットを装備。
助手席側ドア

助手席側は手動ウインドウです。
コストダウンの為なのか、ドアポケット内側は鉄板剥き出しです。
後席側ドア

カロバン時代はペラペラでしたが、
プロボックスでは立体感のあるデザインになっています。
後席にはポケットはありません。
後席シート

完全に営業モデルとして割り切っているのが、このシート。
人を乗せるというよりかは
荷物を載せる為のものいった印象があります。
後席シート座面

文句があるなら、乗用モデルを買え。
と言わんばかりの割り切り感です。
でも、確かに荷物は安定して積めます。
ハンガーフック

カロバン時代にも装備されていたハンガーフックと思われる装備。
ただし若干斜めに傾いているのと、
フックが浅いので、やすい針金タイプのハンガーでないと
まともに引っ掛けられません。
後席3点式シートベルト

カロバン時代はメーカーオプションとされていた
後席のシートベルトですが、プロボックスは標準装備されています。
後席3点式シートベルト

ちゃんとセンターにも2点式ではありますが、
シートベルトを装備しています。
シートベルト金具 格納機能

後席のシートを格納する際に、
シートベルトを巻き込まないように金具を格納できます。
シートバック格納用のフック

カロバン時代はシートバックのセンターに一つあった
格納用のレバーですが、プロボックスは両端に移動しました。
ラゲッジスペース

バンモデルらしく、広大なラゲッジスペースです。
タイヤハウス類の張り出しも少ないです。
ラゲッジスペース

後席を格納すると更に広大なスペースを確保できます。
カロバンよりも高さある荷物も積めます。
ルームセパレータ

荷崩れ等を防止するセパレータ。
プロボックスワゴンやサクシードは後席座面を持ち上げる
ダブルフォールディング機能がありますので、
セパレータは装備されません。
ジャッキ・工具入れ

ラゲッジスペースのサイドにジャッキ収納スペースがあります。
小物入れ

ラゲッジスペースの左サイドには小物入れが装備されます。
写真では車止めを入れてあります。
ラゲッジルーム内装

ラゲッジルームの内装は一部鉄板がむき出しです。
カロバン時代にあった、ウインドウガードは装備されません。
ラゲッジルームライト

カロバンよりも大型化され、
フロントと共通のものが装備されています。
一体形成天井

カロバンはビニール貼りでしたが、
プロボックスは植毛一体形成のものが装備されています。
ただし、キズが目立ちやすいのが難点です。



営業車プロボックスバン
あらたな仕事での相棒、プロボックスバンです。
カローラバンに比べて、積載スペースや運転席周りの収納や機能がアップしています。
大型灰皿にインパネテーブルやコンビニフック等、
営業車を非常によく考えて造られている印象を受けます。
2002年の登場から、約10年近く経とうとしていますが
環境対応、法規対応や多少の小変更を行うだけで
大きくその姿を変えない所に完成度の高さが伺えます。

 ここがいい 
営業車として開発されている為、仕事では非常に使い勝手がいいです。
余分な機能や装飾が無いですが、足回りやエンジン関係はしっかりしていて
ある意味、車の本質をついているような車です。

 ここがちょっと・・・ 
シートベルト警告灯が助手席に装備されています。
小変更モデルはリマインダー機能
(警告音)も装備されています。
この機能が助手席にちょっとした荷物を載せた時にも作動します。
営業車はいろいろな所に荷物も載せたりするので、キャンセル機能があってもいいかなと思います。

また、助手席のシートバック前倒し機能もあると便利かと思います
(日産ADには機能有り)

プロボックス・バンの兄弟車
「トヨタ サクシード・バン」
    
プロボックスの兄弟モデルです。
フロント・リア周りのデザインが異なります。



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