ぱそこんトラブル日記

4月19日
昨日自分のホームページを見たら、なぜかカウンタがリセットされていた。どうしてなのかは不明であるが、一昨日の値に戻しておく。あとは様子見。
しばらく前の話であるが、日経バイトの98年1月号にマザーボードの特集があり、その中で、シンクロで各マザーのメモリアクセスの波形を調べていた。もちろん矩形波であれば良いのだろうが、中には怪しいノコギリ波と化した波形もままある。総じてインテルチップは矩形波であるが、VIA,SISといったチップメーカー製チップを使用したマザーは少々不安なものがある。私の使用しているFICのPA2010+などは怪しい波形であった。
アキバHotline!の4月18日号でも「Socket 7のマザーボードで苦労していたのがウソのようにPC/100非対応のメモリでも割と簡単に100MHzで動作してしまう例が多い」とあるが、これはまさに波形がキレイになったのだと思う。
これからメモリに対する周波数が上がれば上がるほど波形のキレイさも重要になってくるのではないかと思う。
こういったテストもどんどん行って欲しいものである。が、必要な機材もどんどん高度なものが必要になってくる。機材の値段が下がる率と必要な機材の値段の上がる率とどちらが早いのか?
昔は100MHzオシロといえば100万円はしていたものが、今では韓国LG製の100MHZオシロなら10万円といった具合に安くはなっている。仕事場には1GHzとか5GHzのオシロがあったりするが、いずれメモリの波形を調べるためにそんなものが必要になる時代がやってくるのであろうか。
今では一般のパソコンのCPUの内部周波数は500MHzに達しようとし、CPUメーカーの実験室では動作周波数が1GHzに達している。1GHzといえばアマチュア無線の世界では、たかだか20年前はガンダイオードとキャビティの世界であったのに。
もっとも、とんでもないクロックアッパーはキャビティみたいな水冷CPUクーラーを作っていたりするみたいだが...
冗談はさておき、最近のマザーボードをひっくり返してみれば、配線パターンにぐるぐると蛇がのたうちまわっているようなパターンをみることができる。これは信号の遅延時間の調整らしいが、いずれは高い周波数のため、基板上にインピーダンス調整のためのマイクロストリップラインが見られる時代がくるような気がする。
また、GHzの周波数での出力段に3CX500といったようなHFなら500Wは出る真空管を使い効率を無視しても数Wの出力を得るといった記事をCQ誌で見かけたことがあるが、これなどは今のCPUを-50度で冷却して数百MHzで動作させるといったクロックアッパーのご先祖様みたいなものであろう。

ところで、先の日経バイトであるが、10数年前には毎年のようにコンパイラのベンチマークを行っていた。大昔のパソコンはそれぞれ独自規格であり、CPUも異なっていたからパソコンのベンチマークというのはあまり意味をなさなかったのである。もちろんどの機械が速いというのは皆なんとなくわかっていたが、それぞれ特色があり、ビジネスには98、ゲームには88、ちょっと変わったところでFM-7/8といったところであった。それが、8086優勢となったころから日経バイトでコンパイラのベンチマークをはじめたのである。もっとも昔に優勢だったのはLattice-CとMS-Cである。MS-Cなどは20数万円もして当時学生だった私には手のでるものではなかった。その後BorlandからTurbo-Cが発売され、Borland-C++となり今にいたり、MS-CはVisual-C++となり連綿と続いている。もっとも勢力の大きかったLattice-Cはその後いつのまにかInterfaceの広告から消えてしまいライフボート改めソフトボートはWatcom-Cを販売している。
私は就職してから5年間はホストのFortranプログラマであったが、いまではROM化Cプログラマである。そして趣味では無理矢理会社に買わせたBorland C++Builderを使っている。が、最初に使用したコンパイラは日本語プログラミング言語のMindだったりする。インターネットであちこち見て回るようになってからRGYも片桐さんも健在であることを知り、喜ばしいかぎりである。
ちなみに、最初に就職した会社で面接の時にMindでこんなプログラムを作ってましたと説明していたら、大きな体を揺すって、今出張から帰ってきたところだ。といって面接に加わったのが当時課長だった今の勤務先の先輩である。後から聞いた話ではMindのソースリストを見せられても日本語で書かれていたから、それがソースリストだと思わず、こいつ何言ってんだろ。と思っていたそうである。それで採用になったのだからいい加減なものである。後にも先にもスーツを着てまともな就職活動をしたのはこのときだけである。が、採用が決まり、正式入社前の1ヶ月は、先輩がブロックくずしゲームを作ったからこれで遊んでてよ。といわれボールに重力を加味してよ。とかいいながら遊んでばかりいた。10年前、バブル直前のころである。

ところで、やっと購入予定のSeagate MedalistProの少し安心できるベンチマーク報告がPC−Flexさんから出てきた。
13Mバイトオーバーで一安心といいたいところであるが、熱対策はやっぱりやらなきゃいけないのね。
O's PC ReportさんもIDE-RAIDカードの話がありそうなので期待してます。