ぱそこんトラブル日記

11月16日
ガンバレ!ニッポン (またはシンクロスコープは何処へ行きオシロスコープとなったか)

今日のニッポンバレーボールチームは良かった。
まさに、波に乗っているという感じだった。
波が見えたら人生もっと楽なのにとは20年ほど前から思っていた。
というわけで、波の見える機械を買ってきた。

FASTTRAKでのハードディスクの不安定さを実感して以来、年内には買おうと思っていたのだが、出張の帰りに時間があったので、秋葉原のラジオセンター内にある計測器屋で購入した。
中古のオシロもかなり考えたのだが、オシロも進歩がかなり速く、昔のものはアナログオシロとしては100MHzの帯域があってもサンプリングは20MHzとか、かなり問題があるので、やはり新しいものをと考えていた。今一番売れているそうである。
岩通のポータブルオシロがキャンペーン中なのかプリンタ付きで安かったが、操作に慣れたものが良い。
それに、重量が本当に中身入ってんのか?と疑いたくなるくらい軽い1.5Kgなので、十分に出張にも持って行ける。
重量の軽減はDSPのおかげであろうが、値段も安い。ちょっとしたパソコン1台分である。
私がオシロが欲しいなと思い始めていた高校生の頃100MHzオシロと言えば100万円であった。
約1/4の値段である。それも20年前はアナログである。ストレージ付きなどはおそれ多くて考えたこともなかった。

確かにモノクロ液晶は、高級デジタルオシロのカラーCRTによる繊細な画像にはかなり劣る。しかし、アナログオシロの画像は元々結構見にくいものだし、操作は慣れたテクトロであるから文句はない。
デジタル信号にはデジタルオシロ、アナログ信号にはアナログオシロと思っていた。
確かに、デジタルオシロでアナログ波形を観測すると少々スムーズさに欠ける。波形はきれいにに見えるが、ぎくしゃくするのである。テクトロの1GHzデジタルオシロであってもである。
それに引き替え、安物のアナログオシロでは、波形はあまりきれいに見えなくても、動きがスムーズなのである。
で、今日TDS220のマニュアルを読んでいて気が付いたのであるが、アナログオシロは長残光性のCRTを使用して波形を表示しているのに対して、デジタルオシロは短残光性のCRTを使用している。デジタル式の場合、波形をいつまで表示するかは自由自在である。そしてここへきてテクトロのデジタルフォスファや岩通のアナログパーシスタンスなんていうものも発売された。
残されたデジタルオシロの改良点はいかにスムーズに波形を表示するかということだけではなかろうか。

さて、事は予定どうりである。これで年内にはFASTTRAKによる4台RAIDができそうである。
当初はseagateのメダリストPro4.5で組もうと思っていたが、販売終了となったので、ST34520A×2+ST36540A×2あたりになりそうである。







おまけで、秋月で1:1と1:10の切り替えの200MHzプローブも買い込んだ。
ちなみに女房には、「道具を買うのが好きねえ。」と、あきれられている。