ぱそこんトラブル日記

12月10日

ツイストペアIDEケーブルの作成 (と、そのトラブル)

>リクエストがあったので、私の作成方法を明日か、明後日にはアップしておく。
と、書いたのであったが、遅くなってしまった。
実は、2本作成したうちの1本が、うまく動いてくれないのである。
原因を究明中であるが、とりあえず、私の作成方法を記述しておく。


ツイストペアケーブルを正確に切断する。
私の場合は50芯25対のケーブルが手に入ったので、10芯分裂いて40芯のケーブルとして50cm×2で、1本のケーブルとして使用した。
切断位置は、50cm毎に圧接用にフラットになっている部分があったので、そこを切断した。
フラットになっている間はスダレ状になっている。
ケーブルを端から数cmずつ裂く。
信号線とグラウンドに分けるためにケーブルを爪で裂いてゆく。
ケーブル2本分で160本裂かなければならない。
このとき、裂いた残りのケーブルのピッチが変化しないように片側に幅広のセロテープを貼っておく。(表側とする)
裂いたケーブルは裏側に折り返しておく。
折り返したケーブルの端を数mm皮むきしておく。
裂いたケーブルを重ね合わせ、コネクタを圧接する。
圧接工具は4〜5万と高いので、ホームセンターで売っていたバイスを使用した。
2本のケーブルを重ね合わせるために、折り返したケーブルごと2.で貼ったセロテープの裏側にセロテープを貼り、表側のセロテープをはがす。
ケーブルが重ならないように注意し、互い違いにケーブルをはめ合わせる。
コネクタがケーブルに対して斜めにならないように、コネクタを圧接する。
このとき、重ね合わせる2本のケーブルを折り曲げ線が互いに反対側になるように圧接する。

左側2本のケーブルが重ね合わせる前のケーブルで、右端のケーブルが、2本を重ね合わせ、圧接したケーブルである。
見えないかもしれないが、透明なセロテープを貼ってある。
圧接はセロテープごと行う。
(本当は粘着剤が付いているのでイヤだが、仕方ない)
グラウンド線用の基板の作成。
グラウンド線をまとめるために、ベタの銅箔の基板を適当な大きさに切断する。
昔は、安い、ベーク、紙エポのベタ基板もあったと思うが、最近は誰もプリント基板など作らないからなのか、ガラエポしかなかったので、ガラスエポキシを使用したが、カッターナイフで数回傷を付けペンチで折り曲げるとキレイに折れた。案外こちらの方が良かったかもしれない。
前準備として、基板に半田メッキを行っておく。
グラウンド基板の取り付け。
グラウンド用の折り曲げた線を基板に半田付けする。
ケーブルの両側の基板を接続する線を半田付けする。
FGに接続する線を半田付けし、先端にY端、または、丸端を半田付けする。

グラウンド用の基板が出来上がったら、絶縁テープを巻いておく。
チェック
コネクタの導通、および、ショートをテスタで確認する。

製作に用いた工具類である。


今回は、面倒だったので、ツイストペアのグラウンド側の線を、2、22,24といったGND線にグラウンドせずにFGに落としたが、本当はきちんとGNDに落とした方が良かったと思われる。

ところで、ケーブルのハードディスク側に縫い針を刺し、信号を観測すると送り出しの信号はキレイであるが、FASTTRAKから受け取る信号はかなり、なまっているようである。
このあたりの話は、現在調査中なので、また今度。