5月30日
FASTTRAKとBXチップセットのIDE出力
しばらく前に、あるQ&Aの掲示板を見させていただいていたら、当サイトをリンクされて、FASTTRAKの波形はキタナイとおっしゃられている方がいた。
12月10日の日記を見られての発言だったようである。
が、いいわけさせてもらえれば、半年も前の事なので記憶にない。
確かに書き方が悪い。
しかし、あれは、FASTTRAKの出力をフラットケーブルを通してハードディスク側の波形を見たときの話なのである。
と、いうわけで、マザーボードとFASTTRAKのコネクタ側の波形を見てみた。
マザーボード MSI MS-5120N
写真は、いつものようにテクトロTDS220+秋月SP200Bパッシブプローブでの波形である。
誤解無きように申し添えておくが、オシロの波形は決して真の姿ではない。
特にパッシブプローブは入力容量が大きいので下の写真ぐらいの時間であれば、かなり問題があるのではないかと思う。
参考までに、トランジスタ技術1999年4月号を参照していただきたい。
できることならば、入力容量が、せめて2pFくらいのアクティブプローブが欲しいところである。
が、いくらするのか。
ちなみに、ソニーテクトロニクスの98年10月1日付けの価格表によると、
P6217入力容量0.4pF、4GHzのFETプローブが2本で、142万8千円。
P6245入力容量1pF、1.5GHzが2本で、49万8000円。
P6243入力容量1pF、1GHzが2本で14万円。
結構なお値段である。
たかが、プローブ、されど、プローブである。
いつものように、Pin23のDIOWの立ち下がりでトリガをかけて、Pin17のDD0の波形を観測している。
1−DD0
2−DIOW
マザーボードからのIDE出力
FASTTRAKからのIDE出力
IDEのDD0信号の左端の波形の長さが妙に中途半端なのと、
FASTTRAKのDD0のLレベルの時のリンギングが多少気にかかるが、
スレッショルドレベルがいくらなのか知らないから、なんともいえない。
ま、問題ないレベルだとは思うが、各自で判断していただきたい。
ATAの規格書には載っていると思うが、まだ、読んでいない。
興味のある方はこちらから、どうぞ。
http://www.t13.org/