セコニック L408



私が最初に購入した露出計です。
入射光式と反射光式の露出計を切り替えて使用でき、これ1台あればすべてまかなえると思って購入したのですが、そう甘くはありませんでした。
入射光式の露出計としては特に問題ないのですが、反射光式の露出計はやはりおまけでした。

短所
反射光式

1.画面の見える範囲がせまい。
2.画面に色が色がついて見えるため見づらい。(FUJIのGS645、GA645みたい)
3.画面内に露出値等が何も表示されない。
4.反射光式と入射光式をいちいち切り替えないとならない。

入射光式
特になし、当たり前の入射光式露出計です。

総合
1.ボタン等が全体に重い。これは生活防水のためしかたがないのかも知れませんが...
2.できれば、バックライトが欲しい。L508では実現されました。
3.シャッター速度の1/2段設定が欲しい。ミノルタでは実現されています。
4.露出補正値がディスプレイに表示されないので(+/-)表示だけでは見落としがち。
5.できれば、シャッター速度、絞り値の切り替えはジョグダイヤルにして欲しかった。
6.ストロボの積算機能はコメットの露出計みたいに何回発光したら現在表示されている絞り値になるのかその回数を表示して欲しかった。

長所
1.とりあえず1台でなんとかすべてまかなえる。
2.反射光式の入射角が5度と広いのが長所でもあり欠点でもある。私としてはこのくらいの角度でそう文句はない。
3.短所の総合の6とは相反するが、ストロボの正確な積算ができる。でも面倒だしバッテリーも消耗するし...


これまでの失敗といえば、後輩の結婚式の時にストロボの露出を測ったら妙に小さい値が表示され、おかしいと思い何度測り直しても小さな値が表示される。あせりにあせりまくって5分後に後輩の「いいかげんにしてよ」との罵声の中で気が付いたのは入射光と反射光の切り替えが反射光になっていたためであった。90度直角の壁の露出を測っていたのだった。通常の入射光式のメーターではあり得ないミスである。
逆に反射光を測定しようとする場合は画面が真っ暗なのですぐにそれとわかるのだが...

現在は反射光式の露出計としてミノルタのスポットメーターFを使用しているがクルマから遠く離れる場合はL408ひとつで済ませることが多い。
それに私は風景といえども入射光式で露出を決めることが多い。遠くの陰になったようなところは別であるが...