AGFA ULTRA50



最近のお気に入りフィルムのアグファウルトラ50です。
アグファは一般にはプロ・アマチュアを問わず、あまり好んで使用する人は少ないようですが、このフィルムだけは一度使ったら笑いが止まりません。
なぜか?
それは、あまりにも現実とかけ離れたド派手な素晴らしい発色をするからです。
一般にネガフィルムは地味で、リバーサルフィルムはコントラストが高く、派手な発色をすると言われていて、コダックのパンサーや富士写真フィルムのベルビアがその代表格と思われていますが、ウルトラ50はそんな比ではありません。粒状性もネガフィルムなのでリバーサルに比べて良好だと思われますが、6×7で撮影してサービス四つ切りに引き延ばした程度ではまったく問題ありません。

このフィルムの使用用途は、雲天時の花・新緑・紅葉等といった原色に近いものに限定されるでしょう。
曇りであろうがなかろうが素晴らしい色で再現されます。
但し、間違ってもポートレートに使用してはなりません。人の顔が酒に酔って真っ赤になったように再現されます。

通常、ネガのプリントはリバーサルのダイレクトプリントに比べてはるかに安く、しかも、大手カメラチェーン店では年に何度かプリントの割引キャンペーンを行います。その時に合わせてプリントすれば非常に安上がりにプリントができ、大変お得です。

アグファはまじめ(?)な会社で、すべて(?)のフィルムのスペックをHTML・PDFでインターネット上に公開しています。
こんなことをしている会社は他にはなく、わずかに富士写真フィルムだけがプロ用フィルムのスペックを公開しているだけです。ひょっとすると他にもあるかもしれませんが、少なくとも私には発見できていません。
また、写真用語などについても検索でき便利です。(但し、英語ですけど)