私はマニアックではない!?


当ホームページを「カメラのキタムラ」さんにリンクをお願いしたところ、たいへんマニアックですね。とメールが届いた。
私は、少なくとも、写真撮影については、マニアではないと自称している。
良い写真など撮れなくてもいっこうにかまわない。写真で飯を食っているわけではないし、なにせ、ど素人であるから、良い写真などそう簡単に撮影できるわけがないのだ。だいたい、そこいらの写真雑誌に載っているプロの写真を見ても、つまらない写真ばかりなのに、あまつさえ、ど素人を自称する私においておや。である。(ひょっとすると、「カメラのキタムラ」で数年前に777円で売っていた(コンテスト応募者にはタダ)フォトコンテストの入賞作品の写真集がトータルでは一番かもしれない)
ただ、若干の向上心はあるので、一応、気が向いたときに、どうしたら、もう少し上手に撮影できるか、考えることにしている。それと、これは、非常に重要なことだが、私には、ひとりだけ、私と写真について語りあえる友人がいる。怠け者ゆえに、何事も、一人では長続きしないのである。
もうひとつ、他のところにも書いたような気がするが、私は、頭が悪いのか、臍曲がりなのか、写真の入門書がイマ一歩、理解できなかった。どういうところが理解できなかったかというと、まず、露出補正についてである。白いモノ、明るいモノはプラス補正しましょう。黒いモノ、暗いモノはマイナス補正しましょう。といわれても、では、どれくらいの補正をしたら良いのかということについて書いてある本はほとんど無い。*1
また、絞りを絞ればピントが合い、絞りを開ければボケが大きくなります。とはどんな入門書にも書いてあるが、さて、どれくらい?といわれれば、さっぱりわからないのである。
はたまた、マクロ撮影をおこなう時は露出倍数がかかります。といったって、その計算式の書いてある本もこれまた少ない。
それに、これはまだわからないのであるが、35mmAFカメラのピント精度だって、どれくらいなんだろうと常々思っているが、こればかりはメーカーが発表してくれないとわからない。CCDの細かさと、その長さ、それにピント合わせロジックを公表してくれないと計算しようがない。
もともと、スプリットイメージの角度とか、マイクロプリズムの角度なども、ほとんど、素人には知る由もない。
ただ、レンジファインダーの基線長だけはフジのカメラ等は公表されていたけど。

ニコンF5が発売される以前から、露出計も色を判断するべきであると、友人と話し合っていた。ニコンF5が発売されてわかったが、色だけでは、撮影者の意図はカメラには伝わらないのである。今現在、最も露出の優れたカメラは、撮影画像をリアルタイムで見て露出補正のできるデジタルカメラだと思っている。もちろん、プリントとは明るさレベル、ラチチュード共に異なるだろうから、参考程度でしかないだろうが...
いずれは、銀塩カメラにも液晶(できればCRT)が内蔵される日が来ると私は信じている。




*1 玄光社MOOK「カラー露出マニュアル」p74が最も理解できるよう説明している。