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  不動産相談実例 

突然の隣地墓地計画
 
 相談 
      今,とても困っています。 実は,来年2月末に出来あがる新築マンションを今年の1月に契約し、
購入しました。 もちろん頭金も支払済み.住宅金融公庫にも申込み済みです。
しかし、今になって不動産会社から手紙が来て, 「隣の空き地に墓地が建つ」 と連絡してきたのです。
契約当初、そんな話は一切でてません。 不動産会社いわく、
「うちの会社も最近初めて知った」
とのこと。
しかし、周りの現場調査は不動産会社が初めにしておくのが当然だと思うし, しかも、墓地となれば、
前前からそこにできることは決まっていたはずです。
唯一の救いは,墓地は私達が住む部屋の反対側で, 部屋からは見えない位置であること。
しかし、今後何年か住み、そこのマンションを売りたいと思っても,
「墓地が隣では、買い手もつかないのでは?」
と、とても不安です。
今の段階では,全ての部屋が完売している状態ですが, 墓地が出来ることにより解約する人も出てくると
思います。
そうなったとき、新たに買う人に対し,不動産会社がかなりの価格破壊をすることもありえると思います。
そうなった場合,正規の金額で買った私達は,ものすごい損をしたことになります。
 確かに、マンション予定地から200mくらい離れたところにお寺があるのは前から知っていました。
しかし、契約書にはすぐ隣に墓地ができることについては一言も書いてありません。
解約したいとも考えているのですが、 不動産はクーリングオフなどの制度がないと聞いています。
そうなった場合,頭金はまるまる帰って来ないのでしょうか?
しかし、あきらかに契約違反。だまされたとしか言い様がありません。悔しさでいっぱいです。
 何か良い方法はないでしょうか? わらにもすがる思いで、メールさせていただきました。
 何卒よいアドバイスをお願い致します。
 
  回答
 メールを拝見致しました。
契約も済ませて、後は完成を待つばかりの楽しい状態が一転してしまい、
がっかりなさっているのが、文面からもよく分かります。 本当にお気の毒です。
 もし、不動産業者が、墓地の計画を知りながら隠していたのだとしたら大問題です。
しかし、今になって初めて知ったという言い分も嘘とはいえません。
 市役所に行って、お調べになってみてはいかがでしょうか。
墓地の計画の申請が行なわれた日付を調べれば、一目瞭然です。
もし、業者の責任を追及できれば、契約の解除が可能です。  
 売主が不動産業者であれば、不動産にもクーリングオフ制度は適用されます。
今回の場合もあてはまるのですが、契約をした場所等の制約がありますし、
クーリングオフ制度があることを告知してから8日間内に限りますので、
適用の可否は下記サイトでチェックして下さい。
不動産売買Q&A クーリングオフ 
 
 不動産業者の責任がなく、解約する場合には、手付金を放棄することになります。
お手元の書類で確認してみてください。
 市役所に出向いてお調べになると、時間も潰れますし、慣れないことで大変でしょうが、
このままにしておくより、ずっと良いと思います。 一日も早い解決を願っております。
 
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★隣地が墓地になる。。。その規模や周辺の環境等にもよりますが、マンションの価値が
下がるであろうことが予測されます。不動産業者が知りながら、隠して売っていた可能性も
ありますが、不動産業者も過失なく知らなかった場合、もうどうしようもありません。
 新築マンションを購入して一年も建たない内に、南側に大きなマンションが
建つ計画が持ちあがったという相談もありました。
日照について計算したところ、 日差しが殆ど差し込まなくなる部屋もあるらしいのです。
日照権を主張しても、相手側は法的な基準を満たしています。
裁判で争えば、 結果はわかりませんが、そうしているうちにもマンションは建てられてしまうでしょう。
工事停止の申し入れも受け入れられるとは思えません。
 では、このような状況に陥ることを防ぐ手段はないのでしょうか?
残念ながら、100%防ぐ手段はありません。しかし、事前によく調べておくことにより
様々な可能性を予測することができます。
例えば、その物件の所在する用途地域を調べれば、その地域内に工場やカラオケボックスなどの
煤煙・騒音のでるおそれのある建物が建てられるかどうかを知ることができます。
また、高さによる規制もわかりますから、 どのくらい大きな建物が建つ可能性があるのかを
知ることもできます。 前述の日差しが差し込まない部屋のあるマンションは、商業地域であったために
日影規制もゆるやかだったのです。
 購入しよういう物件の近くに空き地があったらもちろん、なくても必ず、都市計画と建築基準法による
規制は調べ、建築予定有無を確認するようにしましょう。
 
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