蘇った英国の名門ブランド
コンウエー・スチワートは英国製の高級筆記具です。
60年以上に渡り英国製の筆記具として名声を得てきたコンウエー・スチワートが、多くの期待を持って最高級筆記具マーケットに6種類の限定モデルと共に復活致しました。
コンウエー・スチワートは、1905年にロンドンにて創業致し、特にデインキーペンの発表により名声を得ました。黒のペンが主流であった当時、デインキーペンの華麗な色使いと仕上を施されたデザインは、半世紀に以上に渡り人気を博しました。
新しいコンウエー・スチワートのオーナーは、4年の月日を費やし大掛かりなリサーチと商品開発をしてまいりました。4年間は、当時の古文書の研究や、英国中に散逸していた当時の特別技能を身に付けていた職人や知識の有る社員を捜す為などにも費やされたわけです。こうして、新しいが由緒正しい熟練した技術の結集であるコンウエー・スチワートの限定モデルが製作されました。
1998年版の“No.58”は、1949年に発売開始されたモデルを忠実に再現したモデルです。 今世紀中頃まで、多くの筆記具メーカーでは、商品名を使用しないで商品番号をそのまま商品名とする事が主流でした。
“No.58”の限定モデルの注目すべき点は、カゼインと呼ばれる材質から作られている事です。カゼインは、1897年頃に新素材を研究していた科学者によって発明された素材です。カゼインの基本的成分はプロティンで、約3%の牛乳から出来ています。牛乳の凝乳とレンネット(擬乳酵素)から作られた完全自然素材で、プラスチックとは全く違ったものです。コンウエー・スチワートは、、このカゼインを使用してぺンを製作しております。ペンのボディーとなるカゼイン約2cmを作るのに10ケ月を要し、また、カゼインを乾燥させるのに1年近くかかります。ペン自体が出来上がるには、約2年近くの歳月を経て、このペンが誕生することとなります。
ベークライトのような今世紀初頭の他の材料に比べたカゼインの利点は、薄色で均質の密度であり、透明または不透明な元の材料の中に多数の色を加える事が可能な事です。これが無限の模様を作る事を可能としました。また、カゼインについてしまった傷は、小さいものなら約一年ほどで目立たなくなり、ボディはもとのきれいなフォルムを取り戻します。全てのモデルには完全手作り、高品質にする為何回もの磨きをほどこし、18kの金ムクのリングをキャップに手作業で取り付けました。
コンウエー・スチワートはカゼインを第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、広範囲に渡り使用してきました。そして今、この素晴らしき伝統的筆記具の材料を復活させたのです。
公式的再出発は1998年2月ですが、コンウエー・スチワートの筆記具は1998年5月には既に英国の政府からバーミンガムでのG8サミットの公式ギフトとして選ばれました。プレア首相、橋本首相、クリントン大統領、シラク大統領を含む各国首脳には、カゼイン使用のクラシック58モデルの万年筆とボールペンが贈られました。英国女王、プレア首相、クリントン大統領などから特に好評をいただき、御礼の手紙等もいただいております。
コンウエー・スチワートの筆記具は英国外務省からもリスボン万国博覧会のVIP用ギフトとして選ばれました。最近ポルトガルの大統領が、英国館を訪れた際、コンウエー・スチワートの万年筆を使用して記帳したのが報道されており、また、大統領には、英国外務省よりコンウエー・スチワートの筆記具が贈られております。
コンウエー・スチワートのペンは全てが限定モデルで、1905年以来、先に挙げたような有名な方々やステータスの高い方々が、コンウエー・スチワートの筆記具のオーナーになっております。また、世界大戦中、ウインストン・チャーチルはずっとコンウエー・スチワー卜のみを愛用していた事も忘れがたい事実です。