ExifDumpプログラム
最近のデジカメ等が出力するExif形式の画像ファイルをダンプするプログラムを作成しました。
プログラムはTclで記述しています。やっていることは以下の事です。
- Exif内のカメラや撮影時の情報を表示する(カメラ固有情報は除く)
- Exif内のサムネイル画像を抽出する
モトローラ形式(Big Endian)とインテル形式(Little Endian)のExifに対応しています。
スクリーンショット
Windowsで起動した時の画面です。
TclソースのSJISコードをEUCコードに変換すればUNIXやMacでも動きます。
Exif画像ファイル内には、メイン画像の他に小さなサムネイル画像が入っています。
サムネイル画像は、Jpeg圧縮, Tiff非圧縮(RGB), Tiff非圧縮(YCbCr)のどれかの形式で入っているようです。サムネイルの抽出で、
- Tiff非圧縮(RGB)形式は、BMP形式に変換して保存します
- Jpeg圧縮形式とTiff非圧縮(YCbCr)形式は、無変換で保存します。
Kodakのサムネイル画像は、Tiff非圧縮(RGB)形式ですが、Rawデータしか入っていないので、抽出しただけでは表示できません。
そこで、手っ取り早く変換できそうだったのでヘッダだけ付加してBMP形式にして保存しています。
しかし、Kodakのサムネイル画像は、左下の画像の様に上下が逆さで、RGBのRとBの値が逆さになっています。正しく表示するには変換が必要です。
→
→
改版履歴
- V1.3 Exif2.2(ExifPrint)に対応した。その他バグ修正。
ダウンロード
ExifDumpを動作させるには、Tcl8.1以上が必要です。
Starpack版を使うと、単一の.exeファイルのみで動作します。(Tclの環境は不要です)
※著作権は完全に放棄します。必要があれば好きなように使って下さい。
動作確認済機種
- Kodak DC260Zoom Exif2.0
- Kodak DC290Zoom Exif2.1
- CANON PowerShot G1 Exif2.1
- CANON PowerShot G2 Exif2.2
- CANON IXY DV M Exif2.2
- NIKON E2500 Exif2.2
参考文献
Exifの仕様は、Exif形式の画像ファイル解説 と Exif画像データ表示プログラムを参考にしました。
BMPのフォーマットは、BMP Formatを参考にしました。
Exif Ver 2.1/DCF Ver 1.0規格書、
Exif Ver 2.2規格書(PDF)