インストール

ActiveTcl8.3.4.2のインストール方法を説明します。

ActiveTclのバイナリは、ASPNからWindows、Linux(X86)、Solaris(SPARC)版が入手できます。

Windows版のインストール

エクスプローラからActiveTcl8.3.4.2-1-win32-ix86.exeを実行すると自己解凍後、インストーラが起動します。

自己解凍中

インストールはウイザードの指示に従ってください。

インストーラ

インストールが終了すると以下のTclフォルダが作成されます。

Tclフォルダ

Tclsh83は、Tclのインタプリタです。
Wish83は、Tkツールキットを含んだTclのインタプリタです。
tkconは、Tkの拡張コンソールです。Wish83のコンソールより高機能で使いやすくなっています。
ActiveTclHelpは、Tcl/Tkコマンド等のマニュアルです。(英語で書かれています)
その他に、いくつかのデモがありますので、実行してみてください。

インストール後、.TCLと.TBCというファイル拡張子にwish83.exeが結び付けられます。
.TCLはTclのスクリプトファイルの拡張子で、.TBCはバイトコードファイルの拡張子です。

フォルダ オプション

Linux版とSolaris版のインストール

インストールの流れは、Windows版のActiveTclとほとんど同じです。
Linuxの場合は、ActiveTcl8.3.4.2-1-linux-ix86.tar.gz をtarで解凍します。
Solarisの場合は、ActiveTcl8.3.4.2-1-solaris-sparc.tar.gz をtarで解凍します。
install.shまたはgui.install.sh実行するとインストーラが起動します。
インストールはウイザードの指示に従ってください。

# Linuxの場合
$ tar xvzf ActiveTcl8.3.4.2-1-linux-ix86.tar.gz
$ cd ActiveTcl8.3.4.2-linux-ix86
$ sh ./install.sh

# Solarisの場合
$ tar xvzf ActiveTcl8.3.4.2-1-solaris-sparc.tar.gz
$ cd ActiveTcl8.3.4.2-solaris-sparc
$ sh ./install.sh

tclsh83とwish83は/usr/local/binにインストールされます。

Tcl拡張のインストール

ActiveTclには多くのTcl拡張が含まれていますが、その他に必要なTcl拡張があれば、それもインストールします。
Tcl拡張は lib の直下にパッケージごと置くだけで使えるようになります。

使ってみましょう

エディタでsample.tclを作ります。
Windowsでは、sample.tclのアイコンをダブルクリックして実行します。
UNIXでは、シェル上でwish83 sample.tclと実行します。
Pushボタンが表示されるので、Pushボタンを押すとウィンドウが終了します。

# sample.tcl
button .b -text Push -command exit
pack .b

うまくいきましたか?

開発中のソースコードの入手

CVSを使うと、開発中のソースコードをネットワーク経由で入手できます。
ソースコードは、UNIX,Windows,Macintosh すべて共通です。
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