NewzPoint

NewzPointは、最近流行りのタブ切り替え方式のWebブラウザです。
といっても、Operaに次ぐ第4のブラウザを目指すものではないようです。
ページにリフレッシュレートを設定して常にページを最新に保つことにより、
ページの巡回を楽にしてくれるツールです。

主な特徴

Webからコンテンツを読み出すので、PointCastのようなプッシュ方式ではありません。
ブラウザのエンジンに、Microsoft Internet Explorerを使っています。

スクリーンショット

NewzPoint

機能

機能はいたってシンプルです。タブとサイトの登録/変更/削除は、GUIからできます。
画面のカスタマイズはできませんが、終了時にウィンドウの位置とサイズは保存されます。
ウィンドウにメニューはなく、Webブラウザにあるようなボタンがあるだけです。
ただし、ブラウザ上で右ボタンを押すとInternet Explorerのメニューが表示されます。
Internet Explorerの印刷機能は使えますが、印刷のプレビュー機能はありません。
最新版ではURLの入力とGoogle検索ができるようになrました。

動作環境

インストール

インストールは簡単です。 newzpoint16.zip を解凍して、bin/main.tcl を実行するだけです。

タブとサイトの登録

タブの追加は、GUIからできますが、newzpoint.iniを直接編集した方が効率的です。
最初にnewzpoint.iniは存在しないので、まず、NewzPointを起動して終了すると、
bin/main.tclのあるフォルダにnewzpoint.iniファイルができます。
次に、newzpoint.iniを編集して、タブとサイト等の情報を追加します。

pagesキーワードの後にタブ名、サイト名、URL、リフレッシュレート(単位: 分)を記述します。

# 例
pages {Search} {Yahoo!} {http://www.yahoo.co.jp/} {60} {} {1}
pages {Search} {Google} {http://www.google.com/intl/ja/} {60} {} {1}

pages {Tcl/Tk} {もっとTcl/Tk} {http://www.interq.or.jp/japan/s-imai/tcltk/} {60} {} {1}
pages {Tcl/Tk} {Tcl/Tk掲示板} {http://cgi.members.interq.or.jp/japan/s-imai/tcltk/cgi-bin/tree/tclbbs.cgi} {60} {} {1}
pages {Tcl/Tk} {ActiveTcl} {http://aspn.activestate.com/ASPN/Tcl/} {60} {} {1}
pages {Tcl/Tk} {Tcl Developer Xchange} {http://tcl.activestate.com/} {60} {} {1}

一度登録したサイトは、コンフィグレーション・ダイアログで変更できます。

コンフィグレーション

タブの削除もGUIからできますが、実際の削除はNewzpoint終了時に行われるので、
それまでウィンドウからタブは削除されません。ちょっと不親切ですね。

V1.6のバグパッチ

Newzpoint V1.6には、GUIのAdd Groupボタンからグループを追加した時に
タブ名に空文字が含まれていると、newzpoint.iniが壊れるというバグがあります。
newzpoint.iniを直接編集して追加した場合は問題ないのですが、修正パッチを作成しました。

まとめ

タブ切り替え方式のWebブラウザというものを初めて使いましたが、なかなか便利であると感じました。
NewzPointは目的が限られたブラウザですが、毎日多くのページを巡回する人には便利であると思います。
ブラウザのエンジンは、Microsoft Internet Explorerのコンポーネントを使っているので安定しています。
GUIをTcl/TKで記述できるので、簡単に高機能なブラウザに進化させることも可能だと思います。
できれば、Internet Explorerではなく、MozillaのGekkoエンジンを使ってもらいたいですね。


NewzPoint