SpecTcl

SpecTclは、Tclで記述されているGUIビルダです。最新版は、Version1.2a3です。
格子状のパネルにWidgetを置いていって簡単にウィンドウやダイアログのレイアウトができます。
レイアウトした結果は、Tcl,Java,HTML,Perlのソースコードに落とすことができます。
SpecTclの生成したコードを見るとTclの勉強にもなります。

インストール

Windowsでのインストールは、SpecTcl1.2a3.tar.gzを解凍するだけです。

起動

SpecTcl/SpecTcl/main.tkをwishで起動します。
起動すると最初に対象とする言語を聞いてきます。
とりあえず、Tclを選択して先に進みます。

メインウィンドウ

起動するとメインウィンドウが開きます。
基本的には、左のWidgetボックスからWidgetを選択して格子状のパネルに置くだけです。
格子の数やサイズは自由に増やせます。

Widgetを置いた後に、ツールバーのボタンでスクロールバーの向きを調整して、
以下から1つを選ぶことで各々のWidgetのリサイズの指定を行います。

スクロールバーとテキスト等のリンクは、メニューCommands→Attach Scrollbarsの操作一発でできます。
各々のWidgetの属性は、Widgetをダブルクリックすると開くプロパティで行います。
ここまで作るのにTclの知識をほとんど必要としません。大変便利ですね。

とりあえず、ボタンとテキストとスクロールバーを置いて微調整してみました。
完成したら、Build&Testボタンを押してテストします。
ソースコードが自動生成され、それが実行されます。
思った通りにレイアウトできているか、ちゃんとリサイズするか等を実際に動かしてテストします。

問題がなければ完成です。とっても簡単ですね。

Starpack版

Starpack版for Windowsを以下に置きました。お試しください。