Tcl Dev Kit

2003年2月にActiveStateからTcl Dev Kit 2.5 Beta 2が公開されました。
Beta2からラッピングツールであるTclAppは日本語のEncodingを追加できるようになりました。
また、Tcl Plugin 3.0a1はWindows XPで動作するようになりました。

TclApp

Beta2からTclAppでEncodingを追加できるようになりました。
Wrappingタブで[Select Encodings]ボタンを押してEncodingを追加します。

Windows版のStarpackを作るならcp932とshiftjisのEncodingを追加します。
これで日本語のアプリケーションを簡単に作れるようになります。

選択するEncodingの数により実行形式(.exe)のサイズが変わります。

Encodingの種類実行形式のサイズ
default(66個)967KB
cp932とshiftjisを追加(68個)1.0MB
すべて(80個)1.32MB

Tcl Plugin 3.0a1

Tcl Plugin 2.0のリリースが1998年なんで、5年ぶりのバージョンアップになります。
その間、Internet ExplorerでNetscape Pluginがサポートされなくなるなどして、
Tcl Pluginも使えなくなっていました。
Tcl Plugin 3.0は、Netscape、Internet Explorer、Mozillaで動作します。
Windows XPのInternet Explorer 6とMozilla 1.0で正常に動作しました。

自作Tclet
※Mozillaで動かした自作Tclet

昔作ったTcletも復活しました。感動です。。。

近い将来、Tcl Plugin 3.0はTcl Dev Kitから分離され単独で公開される予定です。
Tcl Plugin 3.0のベースは、Tcl8.4.2以上になる予定です。

参考文献