Tkoutline

Tkoutlineは、100% Pure Tclで記述されたアウトライン・プロセッサです。
普通のエディタと違い階層構造を使うので、メモやアイディアを書き留めるのに便利です。
最近流行りのタブ・スタイルで複数のファイルを開けるようになっています。

Tkoutlineの特徴は以下の通りです。(スナップショットを兼ねる)

インストール

Tkoutlineは、StarkitStarpackの形式で提供されています。
どちらもラッピングされ1つのファイルで配布されていますが、
日本語の扱いで問題が出るので、Tar形式の物を使った方が無難です。
インストールは、tkoutline-0.85.tar.gzを解凍して、main.tclを実行するだけです。

使い方

メニューは英語なんですが、ほとんど直観的に使えるので、説明は割愛しますが、(^^;)
Bold, Italic, Underline, Strike形式にする方法だけ説明しておきます。
実は簡単なんですが、以下の様に ** // __ -- を使って入力するだけです。

*Bold* , /Italic/ , _Underline_ , -Strike- 

ハイパーリンクは、以下の様に[ ] を使って入力します。
ただし、外部URLのハイパーリンクは自動認識されるので [ ] を使いません。

[d://foo/meno]
file://d:/foo/memo.txt
http://www.foo.co.jp

カスタマイズ

簡単なカスタマイズは、.tkoutline.defファイルを書き換えて出来ます。
現在できるのは、キーバインド、フォント、色の変更だけです。

バグ

Windowsで使っていて外部URLのハイパーリンク機能で、日本語ファイル名を指定すると、
エラーが発生するので、以下のように該当部分を書き換えて回避しました。

# in lib/markup/wikimarkup.tcl
"windows" {
    if {[catch {exec $env(COMSPEC) /c [file dirname $url]/[file tail $url]}]} {
        if {[catch {exec $env(COMSPEC) /c start $url &} emsg]} {
            error "Error displaying $url in browser\n$emsg"
        }
    }
}
※ Windows XPではこれでうまくいったのですが、他のWindowsでは試してません。(^^;)

ちょっとエラー系の処理でバグが多いような気もしますが、これからの熟成に期待したいところです。


Tkoutline