Windows MeとWindows XPのTkEngine値に差はありませんでした。
描画性能は互角といったところでしょうか。
環境 | TkEngine値 |
---|---|
Windows Me Pentium3 800MHz | 31 |
Windows XP Pentium3 800MHz | 31 |
以下のコードで性能測定をしてみました。
time {for {set i 0} {$i < 10000} {incr i} {set ary($i) $i}} |
配列の操作は、Windows XPの方がかなり速いという結果になりました。
Windows XPの方が、メモリ効率が良いのかもしれません。
環境 | 実行時間 |
---|---|
Windows Me Pentium3 800MHz | 0.6秒 |
Windows XP Pentium3 800MHz | 0.1秒 |
XPスタイルのGUIにするには、アプリケーションを若干修正する必要がありますが、
実は、.manifestというファイルを作成するだけで簡単に対応できることはあまり知られていません。
具体的には、wish83.exeに対して、wish83.exe.manifestというファイルを作成するだけです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> <assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0"> <description></description> <dependency> <dependentAssembly> <assemblyIdentity type="win32" name="Microsoft.Windows.Common-Controls" version="6.0.0.0" processorArchitecture="X86" publicKeyToken="6595b64144ccf1df" language="*" /> </dependentAssembly> </dependency> </assembly> |
試しに、wish83.exeのある場所にwish83.exe.manifestを置きます。
wish83.exeを起動すると、XPスタイルのTKが動作するはずですが、
よく見るとスクロールバー以外は旧95スタイルのままになっています。
どうもTkだけはどうしても言うことを聞いてくれません。なぞです。(^^;)
とりあえず、完璧なXPスタイルは、Tcl/Tk8.4まで待たなければなりません。
ちなみに、tcl_platform(user)は、日本語のユーザ名なので化けています。
その他、XPスタイルになるTkのダイアログです。
ファイル系のダイアログは、また巨大化してしまいました。
tk_getOpenFile
tk_getSaveFile
tk_chooseDirectory
tk_chooseColor
tk_messageBox