原稿用紙の使い方

原稿用紙の種類

市販されているもの、入試等で用いられるものは通常200字、400字の2種類でそれぞれに縦書き、横書き用が有ります。一般的には縦書きのものが用いられます。

 

原稿用紙の使い方の決まり

@あたりまえのような事ですが一つのマス目に1字ということが原則です。

A句読点( 、 。)や感嘆符・疑問符( !・? )も1字に数えますので一つのマス目を使います。ただし、棒線や・・・は2マス使います。

Bカギ括弧(「 」、『 』など)も1字として1マス使います。ただし文末の 。」や。』は1マスに書き入れます。

C句読点や終わりのカギ括弧が行の一番上になってしまう場合は前の行の一番下のマス目、又はその下(欄外)に書きます。

D文章の書き出しは必ず1マス空けます。また、改行して段落が改まる場合も同様に1マス空けます。

E題名は最初の行を空け、2行目の上から3字ほど空けたところに書く。(入試等で指定がある場合は別。)

F名前や受験番号は3または4行目に行の一番下のマスが一つ空くように書く。(入試等で指定がある場合は別。)

G会話はなるべく行を改める。(特にそういう決まりがあるという訳ではないのですが、その方が読みやすくなります。)

H原稿用紙が複数枚になる場合は通し番号を入れる。

以上が原稿用紙の使い方の決まりといえるものです。最初にこれらの決まりに几帳面に従って書く練習をすれば容易に身に付けられます。

 

主な記号の使い方

@読点( 、)・・・文章を読みやすくしたり、修飾関係を明確にするために使います。初心者には使い過ぎや、逆に使うべきところで使わないといった場合が多いようです。とても重要な記号です。

A句点( 。)・・・一文の終わりに必ず付けます。初心者には一文が長くなりすぎる、という場合が見られます。

Bカギ括弧(「 」)・・・会話や強調したい語句に付けます。

C二重カギ(『 』)・・・会話の中にさらに会話部分の引用や強調したい語句に付けます。

Dナカテン(・)・・・主に名詞を併記する場合に用います。

E棒線()・・・説明、注釈、補足などを入れたい場合にその前に2マス使って書きます。

F点線(・・・・・)・・・印象を残したい場合や情緒的な意味をこめたいときに2マス使って書きます。

G疑問符(?)・・・その名の通り疑問を表す文末に付けます。これで一文の終わりを表します。

H感嘆符(!)・・・驚きや強調を示す場合に付けます。やはり一文の終わりを表します。

以上主な記号の意味と使い方です。これらを的確に使いこなす練習が必要です。