囲碁とは?

(YAHOOルール解説より)

囲碁は大変奥の深いゲームです。
定石と創造、直感と読み、厚みと実利、相反するものが碁盤上で絶妙にブレンドされ、究極のゲームを作り上げます。
このページが囲碁に興味を持たれた方の一助になれば幸いです。


碁は陣取り合戦
一言でいうと碁は陣取り合戦です。
黒石と白石が交互に打ち、自分の陣地(地(じ)という)の大きさを競います。
下図のように自分の石で囲んだところが自分の地になります。
地の数え方は線の交わったところを数えます。
下図では白10目(もく)、黒11目になります。


囲めばとれる
相手の石を囲んでしまえば取り上げることができます。
例えば、下図のアの位置に白石が打つと黒石3子を取り上げることができます。


打てる所/打てない所
石はどこに打っても構いませんが、打てない所もあります。
下図のアの位置には黒石は打つことができません。
これは相手の石に囲まれてしまう所には打てないということです。
ところが、同じような場所でもイには打つことができます。
黒石がイに打つと白石のABを取ることができます。このようなときは囲まれている所でも打つことができます。


石の生死
相手に囲まれて取られてしまう石を「死んでいる」といいます。
逆に囲まれても取られない石を「生きている」といいます。
下図を見て下さい。
黒石は白石に囲まれていますが、この黒石には眼が2つあり、取られることはありません。
このように眼を2つ作ると生きることができます。

上図と下図を見比べると1カ所だけ違いがあります。
下図は不完全な眼でカケ眼といいます。
カケ眼のためこの黒石は死んでいます。


コウとは
下図左のアの位置に黒石を打って白石を取ると右のようになります。
ここで白石としてはイの位置に打って黒石を取れる形ですが、直ぐに打つことはできません。
もし白石が直ぐイと打てるなら、黒石もまた直ぐにアと打っていつまでたっても終わりません。
このような所をコウといいます。
図のようなコウになった場合、白石は一度別な所に打ってからでないとイには打てません。
白石が別な所に打った後、黒石がイに継いでしまうとこのコウの戦いは終わりです。
ア、イの場所が黒石、白石にとって如何に重要な場所であるかを判断してコウを戦います。


駄目詰め
お互いに打ていくと、どちらが打っても損も得もしない所が残ってきます。
このような場所を駄目(だめ)といいます。
下図ではア〜オが駄目です。
最後は、駄目を詰めてお互いに相手の地を数えます。
地を数えるときは、対局中に取り上げた石や相手の死んでいる石を取り上げて相手の地を埋めていきます。
そして数えやすいように並べて数えます。


対局
囲碁では黒石を持った方が先に打ち始めます。
対局では棋力の強い方が白石を持ち弱い方が黒石を持ちます。
同じレベルであれば一人が石を数個握り、もう一人がその石の数が奇数か偶数かを当てて決めます。
棋力に差があるときは、置き石を置いてハンディをつけます。
置石1子につき1段差のハンディとなるのです。



以上で囲碁のルールがおわかりになられましたでしょうか?

まだ全然わからない!という方もいると思われますが、囲碁は奥が深い分、ルールは非常に簡単なのです。

あとは実戦をこなしてみるのがいいと思います。自然と囲碁がどういうものかおわかりになられると思います。

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