労働協約（ろうどうきょうやく） 

団体交渉などで、労働組合と会社が、労働条件（賃金、労働時間、休日、休憩、安全管理など、
労働上必要な全ての条件）や組合活動（組合の地位、団体交渉、組合活動、人事、争議、苦情処理など）
について合意し、その内容を文書でとりかわし、署名または記名押印したものです。
労働協約は、労働基準法または労働契約や就業規則より強い力を持ち、優先されます。就業規約が、
働く者と会社との個人的な雇用契約であるのに対し、労働協約は、組合が労働条件の向上を要求し、
交渉して結ばれる会社と組合の契約で、職場の憲法といえるものです。一方、これは一種の平和協定なので、
労働協約の有効期間中に、その協約に定められた事項の変更を要求して争議行為を行うことはできません。
有効期間は3年以内と決まっています。